馬々と人間たち
(2013年/アイスランド・ドイツ・ノルウェー/81分)
監督:ベネディクト・エルリングソン
【ストーリー】
アイスランドのとある村。独身男のコルベイン(イングヴァール・E・シーグルソン)は、夫を亡くしたソルヴェーイグ(シャーロッテ・ボーヴィング)と両思い。ある日、コルベインがまたがるメス馬にソルヴェーイグの種馬が突進し、交尾してしまう。一方、ウオツカが好きなヴェルンハルズル(ステイン・アルマン・マグノソン)は、ロシアのトロール船に乗り込んでウオツカを入手すべく、愛馬ヤルプルと一緒に海に飛び込み……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
なーんやろね。
たいした話でもないんですよ?
そないメリハリもなかったですし。
ちょっとプチオムニバスな感じで、ぐあぁー!という盛り上がりもなかったですし。
でもすごーくおもしろかったんですよ。
よくスポーツニュースなどで見かける競馬で走っているサラブレッド?とは違いちょっとポテッとした感じのずんぐりでかわいらしいアイスランドの馬たち。
そして走り方も独特。
ちょっと調べたのですがあの独特なリズムの走法は「トルト」とよばれるものでアイスランドの馬だけができるらしいです。
その独特な走り方で走る馬たちをずーっと写しているシーンはダンスを踊っているようでもあり、とてもリズミカルで心地いい。(女性たちの攻防に注目!!)
カカポポカカポポ・・・
走っていても止まっていても馬が本当にかわいいのです。
たまに馬がまばたきするところをアップで撮って効果音を付けているのですが、そこでなぜかドラマ『Nのために』を思い出しました。
「Nのために」もまばたきに効果音をつけていたので。
そして、今回初めて知ったのですが、馬って泳げるんですねー!!!
大好きなウォッカを求めて海上を走る外国船まで馬を泳がせるおじさん。
そんなおじさんのために必死に泳ぐアイスランドの馬。
・・・ええ迷惑よな。
人間のエゴでさ・・・泳ぎたくもなかったであろう海を泳がされてさ・・・
とか何とか、最初の方は人間には人間の考えがあって馬と共存していて、馬は馬で人に寄り添っていて・・・とちょっと「人」と「馬」と分けて観ていました。
映画の中の「人間」の行動を見ていると、人も結局「動物」であって、人も馬もおんなじよなぁ・・・という気持ちになってきます。
もう「人」も「馬」もいっしょくたー
ごっちゃー
なーんか不思議と引きつけられた、おもしろい映画でした。
くうこのおまけ
旅人らしいもじゃ頭の彼にイッラー!!
あんたのせいじゃないよ。
あんたのせいじゃないけれど・・・
ないけれど・・・
そのあとの行動も含めていっらー
うりぼう4つ: