味の思い出。思い出の味。
(2013年/台湾/145分)
監督:陳玉勳
【ストーリー】
父親が有名な宴席料理人であるシャオワン(キミ・シア)は、モデルを夢見て台北に移り住むが成功せず、恋人の借金まで背負い逃げるように帰郷。父の死をきっかけに夜逃げした母パフィー(リン・メイシウ)は食堂を経営していて、シャオワンも手伝うものの閑古鳥が鳴いていた。ある日、亡くなった父を訪ねて老夫婦がやって来る。彼らは、二人が出会ったときに食べた料理を再び食べたいと考えていて……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
お久しぶりですチェン・ユーシュン監督!
16年ぶりの新作なんですねぇ。
この映画のチラシも6種類くらいあって(全部お料理の写真)見ているだけで楽しく、作品公開もとても楽しみでした。
『熱帯魚』『ラブゴーゴ-』は両方観ていますが、印象としては笑いの中にもほのぼのさ&温かさあり、というのが強く残っています。
今回もその成分がしっかり含まれていたように思います。
そして今回は大きく漫画チック。
このあたり台湾チックな感じもしますねー
ルーハイは主人公シャオワンを助けるイケメンだけど・・・??
彼の自作の歌が変で笑ってしまう。どーそらぁぁしぃぃぃ~ふぁぁ~♪
見た目は頼りなさそうだけど・・・
あれよあれよと料理コンテストに出るチームの一員になってあれやこれやと手伝わされていきます。
しかもお料理の腕も上がっていくという・・・ぷっ
でも一番強烈だったキャラは・・・
客寄せダンスは上手だけどお料理の腕はまるっきしダメ
でも天性の明るさでへこたれることを知りません!!
こんだけ個性的なキャラが集まってのお話ですので、どうがんばってもピシッとしたストーリー展開というわけにはいきません。
しかも先ほども書きましたが、漫画チックな部分も多いので終始ドッタバッタドッタバッタ。
はまらない人にはこの145分という長尺は苦痛かと思いますが、私はゆるーく、クスクスっと笑いながらあまり時間を気にせず最後まで楽しんで観ることができました。
緩いだけでなく、「あぁ・・そうだよな・・・」と思えるお料理に関するセリフもあったりしてじーんとする場面もありました。
私は料理が超苦手なくせに(いや、苦手だから余計かな?)、「食卓を囲んで一緒に食事をする」、ということに妙にこだわっていまして、このように「食」を通して人と人とがつながっていく、つながりが強くなる、というドラマが大好きです。
いろいろ緩い故にご都合主義的にまとめてしまってる部分もあるかなぁ・・・とも思いますが、それでもチェン・ユーシュン監督作品らしい笑って笑って心もほっこり・・・な映画でした。
くうこのおまけ
・お部屋のインテリアや色遣いがかわいかった!!!
・トマトと卵の炒め物は私も大好きで家でもよく作ります!
うりぼう4つ:
ありがとうございました☆