初カンボジア~その29 プノンペン2日目 アンコール・ワット3 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

まだまだ続くよどこまでも。


はい。


第一回廊の続きです。



【南面】


前回は西側を紹介したところで終わっていました。(中途半端な・・私の性格がもろ出てますな)


今回は東側『天国と地獄』です。

上から


極楽界

裁定を待つ者の世界

地獄


と三段に分割されています。


クメールの壁面は基本的にはこのように三分割されて構成されているそうです。


また、画面の一番下から上へ向かって近景、中景、遠景と画面を分割することによって遠近感を引き出そうともしているそうです。by虎の巻『地球の歩き方』



うまいこと考えてますなぁ。





こちらは閻魔大王「ヤマ」

18本の手に剣を持ち、水牛に乗っています。



閻魔大王仕事中。

えぃっ!えぃっ!と、剣を突き付けて判決を下しています。



地獄の様子・・・

やだやだ・・えー


落ちたくないです・・・




アンコールワットは長い回廊も特徴の一つだと思います。


この第一回廊南面東側(「天国と地獄」のあたり)の天井には花紋状のレリーフがあります。




ガイドさん曰くアンコールワットの中でここまできちんと紋様が残っている回廊はここだけ、だそうです。




【東面】



・東面南側・・・『乳海攪拌』


・東面北側・・・ヴィシュヌ神と阿修羅の戦い



・・・またもや疲れたのか北側の写真がないため南側の写真をチロっと紹介。




恐らく何日か滞在して何か所か寺院など回っているとこの「乳海攪拌」という言葉は何度となく耳にすると思います。



ガイドさんもアドリブ会話には弱いのですが遺跡の説明、そしてこの「乳海攪拌」に関する説明はとても慣れているのか、それはそれは流暢にしてくださいました。


話慣れるって必要やなぁ・・とガイドさん見ていて思いました。





そもそもこの「乳海攪拌」とは??


ヒンドゥー教の天地創世神話の中のお話だそうです。


この説話に関する壁画が50mにも及びます。

これはその「乳海攪拌」の中心場面。


相変わらず見にくくてごめんなさい!

一番下が大亀(クールマ)。

その背に乗っているのが大マンダラ山。

そこに座って指揮をとっているのがヴィシュヌ神。


不老不死の薬を巡って神々と阿修羅たちが大蛇の胴体を綱として引き合っています。

南大門の欄干でもありましたねー


綱を引きながら海中をかき回すといった攪拌が1000年も続いたそうです。



1000年て!!!

壁画はやはり基本の三段分割ですねー



1000年の間にいろんなものが生まれたそうでそれも壁画に描かれています。




そしてさらに進んでいくと【北面】


・東側・・・クリシュナとバーナ(阿修羅)の戦い


・西側・・・アムリタ(不老不死の妙薬)をめぐる神々の戦い



が描かれています。




もう全く写真ありませんわ。



その他第一回廊と第二回廊の間の通路には胸をたたくとその音がエコーとなって響く不思議な場所や、昔ここに渡ってきた日本人森本右近太夫の墨書き(ガイドさんは「落書き」て言うてました)があったり・・


壁画以外にもみどころがたくさんありました。




つづく


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ありがとうございました☆