(1958年/日本/139分)
監督:黒澤明
【紹介】
黒澤明監督が戦国時代を舞台に描く娯楽活劇時代劇の傑作巨編。敗軍の将が世継ぎの姫と隠し置いた黄金200貫とともに、敵陣を突破する。次々と遭遇する絶体絶命の危機を間一髪で切り抜けていくアイデアの数々に脱帽。また、群衆シーンの迫力や走る馬の疾走感など黒澤演出も冴え渡る。妙に色っぽい雪姫と狂言回し的な百姓コンビの3人が世界のミフネに負けない存在感を見せてくれる。この百姓コンビが、後に「スターウォーズ」の“C-3PO”“R2-D2”のモデルとなったことはあまりにも有名な話。(all cinemaさんより)
【かんそう】
黒澤明映画祭9本目!
黒澤明映画祭で観た映画感想もこれを入れてあと3本となりました。
これは単純に楽しい映画だったし、この映画で私はさらに三船敏郎さんに惚れ込むことに!!!
きゃー!トッシー!!
上記の「紹介」にあるようにお話は
武将の六郎太(三船敏郎)、百姓の太平(千秋実)&又七(藤原釜足)が姫(上原美佐)と黄金を守りながらあの手この手を使って敵陣を突破していく!!無事に自国の領土、早川領にたどり着けるのか?!
というもの。
楽しい映画でした。
印象深いシーンもたくさんありました。
太平と又七のおかしくてユーモラスなやり取りや、六郎太が刀を両手で掲げ、そのまま馬に乗って駆けていくシーン、六郎太が走っている馬上から娘さんを片手でひょいっとかかえ上げて馬にストンと乗せるシーン、顔はかわいらしく立ち姿も凛とした姫・・・の、びっくりするほどのセリフ棒読みぶり・・・
そのほか兵士たちが一斉に階段を駆け下りていくシーンや、火祭り、槍の決闘、などもとても迫力がありました。
ほんと楽しかったなぁ。
内容にパンチがあるわけではないのですが、上記のように見ごたえのあるシーンも多く、ずーっと楽しんで観ていられる冒険ロードムービーでした。
私はやっぱりこういう単純明快な娯楽作品が好きやなぁ、と黒澤明映画祭に参戦して改めて思いました。
ちょっと考えたりする作品や、刺激的な作品、ぼんやりふわっとした作品、アートな作品・・・どれもこれも嫌いじゃないし、観ていると楽しいけれど、単純な私はやっぱりこういう単純でわかりやすい、心躍る娯楽作品が一番好きなのかもしれません。
太平と又七・・・あの後もずっとケンカしてんだろうなぁ・・・
うりぼう4つ:
ありがとうございました☆
情人节快乐!