ガイドさんとホテルのロビーで待ち合わせ。
とっても人のよさそうな青年でした。
・・・実際よかったですけど。
ガイドさんへのお礼(プチプレゼントみたいなのん)をいつ渡すか、で父と母が言い合ってます。
まぁ、人それぞれですからねー
結局いつ渡さはったかな??
簡単にこの日のスケジュールを確認し、水を買いたいことを訴え、出発です。
1953年11月9日に達成されたフランスからの完全独立を記念して1958年に建てられました。
新・旧両方の100リエル札の表に独立記念塔が描かれているそうです。
あー!今回全然カンボジアのお金、リエルを写真に撮ってへーーーん!!
ざんねーん!!!
んで、じつはこの独立記念塔。
ガイドさんを待っている間に3人で散歩していた時に偶然見つけて「これや!独立記念塔や!!」と見ているのです。
でもまるで初めて見たかのようにガイドさんの説明をじっと聞く3人。
誰も一言も「いやー実はさっき来たんですよー」と言わない。
大人やわー(?)
3人で記念撮影しましょーと言ってもらい、パシャっと1枚。
この時はまだまだ笑顔の3人。
クルッと背中の方を振り向くと大きな公園。
そこに建設中なのか修理中なのか?の像があり、どなたですか?と聞くと・・・
シアヌーク元国王だそうです。
お次は王宮に向かいます。
子供たちもいますねー
なんか土地がどうのこうの、とか言う政府に対するデモだそうです。
・・・35年前の事を思うと・・・
デモもできるようになったんやなぁ・・・と思います。
午後には開くと思うので、先に別の場所を見学しましょーと、移動。
街中の様子がどことなく中国やタイにも似ているなーと思ったりします。
バイクが並んでいるのを見ると飛行機の中で出会った部品工場のしゃっちょさんを思い出すなぁ。
てか、あのおっちゃんは空港から無事出れたのか?!
こんちはー
1905年開設。
中庭。
真ん中に座っているのはライ王
後ろから撮影失礼します・・・
中にはたくさんの彫像や青銅器、宮廷用具などが展示されています。
彫像もたくさんありましたが、なんか印象深く覚えているのが
ヴィシュヌ神
の彫像です。
ヒンドゥー教の三大神は『ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ』
彼らの彫像が形を変え、姿を変え、何体もありました。
表情も違いましたね。
そして、なんかようわからんのですが、いたるところにおばあさんがいて、白い花を渡してくるのです。
で、それを展示されている仏像にそなえろ、と促します。
最初、有料と思い、無視していました。←ほんま貧乏性・・・
でも、ガイドさんが「お金はいりません。気持ちです」と言ったので、貧乏性の私たちはそれを聞いて、数回、白いお花をそなえました。
それにしてもあのおばあさんたちはどこから来てるんやろ・・・
まさか・・・ここに・・・住んで・・・る?!
そしてそして、私が一番強く強く印象に残っているのが、昔の大学の様子を写した記録映像です。
ポルポトのあの時代にはそれまでに残っている記録映像もほとんど燃やされていたと思うのでたぶん貴重なフィルムなんじゃないでしょうか。
とても立派な校舎にとても立派な実験施設、まじめに授業を聞き、真剣に実験や解剖をする生徒たち・・・
しかしここに写っている大学はもうありません。
ガイドさんは「内戦で大学はなくなりました。内戦がなければカンボジアの今はもっと発展していたと思います」と静かに言いました。
この映像を見ただけでも「そうやろうなぁ・・・」と思います。
ガイドさんは「内戦」という言葉を使っていますが、あのポルポトの粛清の事を指しています。
NO階級、YES平等!な社会を極端なまでに目指したポルポト派は知識階級をまず拷問・処刑にしています。
果てには「眼鏡をかけているから賢いやろ」ということで拷問・処刑。
・・めちゃくちゃや。
そういや旅行中、時代は違うけれど、街中で見かけたメガネの人って少なく思ったけど。
とにかく考古学的にも貴重なクメール芸術の美術品の数々が収められている国立博物館でしたが、私が一番印象に残っているのはこの大学の映像でした。
ちなみに父と母は博物館にはあまり興味がないようでした・・・
つづく
ありがとうございました☆
まだまだ台風北上中ですので皆様引き続きお気をつけてくださいませーーー!!!