ソニはご機嫌ななめ | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

ソニのモテモテ日記


ソニはご機嫌ななめ

(2013年/韓国/88分)


監督:ホン・サンス



【ストーリー】

大学卒業後、アメリカ留学を決意したソニ(チョン・ユミ)は、チェ・ドンヒョン教授(キム・サンジュン)に推薦状を書いてもらうため大学を訪れる。その帰り道、元恋人ムンス(イ・ソンギュン)と偶然出会った彼女は一緒に酒を飲むが、ムンスはソニに対して募らせてきた気持ちをさらけ出す。後日、ソニは大学へ推薦状を受け取りに行くものの、その内容に首をかしげる。(シネマトゥデイさんより)



【かんそう】

『三人のアンヌ』以来2回目のホン・サンス監督作品。



実はこの映画は、もう観れないかもー!と、あきらめかけていたのですが、運良く無事鑑賞。

そして、これを観た後、やっぱり『ヘウォンの恋愛日記』も観たかったー!と激しく後悔。



それほどに私にとって、この『ソニはご機嫌ななめ』はおもしろかったのです。




たぶん、好みもあると思いますが、この作品は私のツボにゆっくーりへろへろ~っと入ってきてくれて、観終わったあと



「はい。すきー。めっちゃすきー。」



と心がつぶやいてましたわ。




なんてことないお話なんです。


ソニと三人の男性のお話。

全体的にスローテンポなのですが最初の方は特にテンポもそんなに良くなく、なんかのっぺり平坦な感じで進んでいきます。



「自分でもこういう映画なら撮れるんじゃない?」と思われてしまいそうな自主製作のかほりがせんでもないです。




でも、あの空気感や、絶妙な「間」、ズーム?は『三人のアンヌ』でも感じましたが、すごく独特。



なんなんでしょうねぇ。




ソニだって、男女共に認めるとーってもかわいらしい女の子、というわけではないと思います。たぶん。



劇中ではあんなにモテモテさんですけど、私からしたら「・・・そうかぁ?そんなモテるかぁ?」な感じです。

いや、でもあのお酒飲んだ時のソニのてろんてろん具合は男性ウケするかも。


まぁまぁかわいい女の子にあんなふうにスキンシップされたり、あんなこと言われたら「おれ、いけるんちゃう?」て思いそうやもんなぁ。




とにかく、今回の勘違い選手権ベスト3に選出されたこのダメダメ男性三人が笑えます。


ソニはこういう子なんだ、と話す内容も3人まったく同じ!
もっと自分だけが知っている彼女の魅力てないんですかぁ?


結局ソニとの付き合いもそんな程度なんやなぁー


だってソニも別に彼らと深く関わりたい、もっとそばにいたい、とかそんなつもりさらさらないもんね。
体よく彼らを利用しているだけのように見えたし。




また、劇中、何度も同じ歌謡曲が流れるのですがその流れてくるタイミングが絶妙!!

しかも歌の雰囲気や調子が懐メロというかなんというか、登場人物をバカにしているような感じでほんとおかしかったです。

笑ったわー



同じ歌謡曲・・・といえば、同じシチュエーションや同じような会話も何度も出てきます。


それも笑えました。



ぐっだぐっだぐっだぐっだ・・・



ほんま男性陣~しっかりしておくれ~


そんなんやからさ~も~!

とか心のなかで言いながらめちゃ笑ってましたけどね、わたし。


のんびりのらーりくらりの映画ですが、ちゃんとそれなりのクライマックスが用意されてあり、そこがそれなりに一番ハラハラどきどきしました!


でも笑えるー!!


なんでそうなんねーん!


そして迎えるあのラスト!!






・・・やっぱり笑ってしまいました。




そこで終わるんかぁい・・・




のめりこんで観るとイラっとするかもしれませんが、ちょっと彼らと離れたところから観ると楽しい映画なんじゃないかなーと思いました。



クラッカーくうこのおまけクラッカー


・最初と最後にかかるピアノの曲がとてもかわいらしい。

このシンプルな作品にぴったり!


・韓国って「いま、どこの王宮?」て聞くくらいにたくさん王宮があるんやなぁ。日本で言う寺社仏閣みたいなもんかな。


うりぼう5つ:うり坊うり坊うり坊うり坊うり坊 合格


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