円卓 こっこ、ひと夏のイマジン | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

胸のSを見てはるのぉぉん?

円卓 こっこ、ひと夏のイマジン

(2014年/日本/113分)


監督:行定勲


【ストーリー】

人気子役の芦田愛菜が映画単独初主演を務め、行定勲監督のメガホンで西加奈子の小説「円卓」を映画化。大阪の団地に暮らし、大家族の温かなまなざしに包まれながらも、いつも不満だらけで、孤独にもあこがれている少女・渦原琴子(こっこ)が成長していく姿を、笑いや涙を交えて描いた。狭い団地で、毎日大きな円卓を囲むにぎやかな8人家族で暮らす琴子は、好奇心旺盛な小学3年生。気になった言葉や初めて知ることを「じゃぽにか(ジャポニカ学習帳)」に書き留めるのが日課で、個性的な家族やクラスメイト、担任のジビキ先生らに囲まれ、学校と家とその周辺の小さな世界で元気いっぱいに駆け回っていた。ようやく訪れた夏休み、お隣に住む仲良しのぽっさんがおばあちゃんの家に行ってしまい、ひとりで自由研究にいそしんでいた琴子に、最大のピンチが訪れる。(映画.comさんより)


【かんそう】


もう大好きです!!!



今年に入ってから観た映画は「泣く」より「笑う」映画の方が多く、お笑い大好きな私としてはとても嬉しいのですが、これも、まさしく!!



かぁなり笑わせていただきました!!

本作品は子供もそれなりに楽しめるかもしれませんが(低学年以下はつらいかな?)、大人が観るともっと楽しめると思います。



「そうそうそう!!そんなことあったよなー」



こっこの経験とまる被り!な事はなくてもこっこが感じるあんな想い、こんな想い、はなんとなく想像できたり、自身の経験がよみがえったりするのではないでしょうか。


私は彼女が自分の想いをうまく言葉に乗せられなくてもどかしくてイライラしている姿を見て「わかるわ・・・大人の今でも私はあなたと同じやで・・・」と思いました。

この映画を観て思ったのは・・・



わたし・・・やっぱり芦田愛菜ちゃん好きやわ~♪です。

ずれてる感想ですんません




『阪急電車』ではあまり印象ないのですが、『うさぎドロップ』でのあの、一番最初の登場シーンでの表情!!そして『パシフィック・リム』でのあの演技!!


そしてそしてどの出演作にも共通している卓越した「泣き」の演技!!!



まさに天才子役!!!・・・と言いたいのですが、先日、「サワコの朝」でしたっけね。

トーク番組に行定監督が出演されていたので観たのですが、監督は彼女の事を最初は



「周りの大人が言っているだけの”天才子役”」



と思っていたそうです。



ですが、実際一緒に仕事をしてみて思ったのは



「本当に天才子役だった。」



「だけど、努力する天才子役だった」



らしいです。


愛菜ちゃん自身、セリフを覚えるのが苦手、と言っていたそうですが(私もそれは何かで聞いたことがある)、台本を渡すと、彼女は何百回も読むそうです。ほかのキャストの分まで覚えてしまうそうです。



そして、皆さんで本読み・・・・の段階で・・・




彼女は本を持ってこなかったらしいです。




そうです。全部覚えてきたのです!!!



ひょー廻


膨大なセリフの数ですよ?!と監督もおっしゃってましたけど、こっこはよくしゃべる子なのでセリフ数はほんまに半端なかったと思います。



行定監督は「そんな女優は大竹しのぶさん以来ですわ!!あはは!!」と笑っていらっしゃいました。


「もう、子役じゃなくて女優ですよ、女優。立派な女優。言ってみればあれもやだ、これもやだ、と言わない女優ですよ!!」



と、かなり絶賛されていました。



私も彼女のファンなのでとても嬉しく聞いていたのですが、この映画は芦田愛菜ちゃんはもちろんのこと、ほかの子役たちもとってもとってもとーーーってもチャーミングでした。


芦田愛菜ちゃんのパワーや個性に負けていませんでした。



どうやって見つけてきたんやろ。

オーディションかな。



中でも私は「ぽっさん」が大好きなのですが、私もこんな男の子の友達おったらよかったのになぁ~と心底思いました。


ぽっさんは常にこっこの味方であり、こっこのすべてを受け入れてます。

ぽっさんは吃音の少年ですが、吃音についてのコンプレックスをはねのけてくれたのは誰でもない、こっこでした。


それをぽっさんが語ってくれるシーンもよかったです。


こっことぽっさんの二人の友情は見ててほんわかしますし、非常に強いものに見えます。

ほんと、とてもうらやましいです。


大きくなってもずーっとずーっとあの関係のままでいてほしいです。(と、願うのは大人のエゴかな?)




ちなみに彼は七福神の寿老人にご執心です♪ふふ


彼のランドセルにもその寿老人ラブラブラブな想いは描かれています。





こっこのひと夏の出来事、そしておじいちゃんから教えてもらった「イマジン」からのほんのちょっとの成長を描いたこの映画。



とても楽しかったです!



「イマジン」・・・相手がどう思うか、友達かどう思うかを想像すること・・・



おじいちゃんの教えは子供だけではなくて、私たち大人にも必要なことよなーと思いました。

いや、むしろ大人の方が意識するべきか?!


ほんの少しだったとしても「イマジン」があるとないとではだいぶ違うんじゃないかな。




ランキングの上位に喰いこんでくるような派手な映画でも深い映画でもありませんが、観ると楽しくてほのぼのする映画でした。





クラッカーくうこのおまけクラッカー


・あの狭い部屋にデデン!と置かれた円卓がいい!家族がいい!!



・愛菜ちゃんて背中でも演技できるのねぇ・・・



・普通が大嫌いなこっこの結び目も左右高さが違うところがなんとも!!


・三つ子のお姉ちゃんは一人の女優さんをCG処理で3人いるように見せていますが、3人ともまったくタイプが違い、きちんと演じ分けてはったのでほんまに3人いるみたいでした!!すごい!!青山美郷さん・・・要チェック!



・イケイケ!ゴーゴー!!いつでもどこでも攻めたんねん!!なこっこですがお姉ちゃんたちはそんなこっこが大好き。

「こっこはほんまに優しいしなー」と言っているようにこっこの優しさにじーんとくるシーンも。



・関ジャニの丸山くんが先生を演じているのですが、すごく自然で「こんな先生おりそうやわ」でした。自然と言えばお母さん役の羽野あきさんも「素」ちゃうか??な感じでよかったなー



・途中変質者が出てくるのですが、もう・・・爆笑でした。ご時世として笑えないのかもしれないけど(作り手さんたちも気を使ったのではなかろうか)、ちょっとあのキャラクターにやられてしまいました。そしてその時のこっこの驚き方がすごくリアルで「うん。私もああなるわ・・・」と思いました・・・



・動物のCGが・・・残念な感じがするけれど・・・



・私もあだなが「ぱにっ君」はいややな。



・「やわらかいねこ」ではなく「やらかいねこ」と書いてあるところがもう関西!



・関西ならではのタレントさんがちょこっと出てくれてるのも嬉しかったなー。あと谷村美月さんもサイコー!



・観客に若い女の子が多いなーと思ったら丸山くん目当てね。なるほど。



・劇場を出る時におばさんが「私の方がもっと上手に”うっさいぼけっ”て言えるわ」みたいな事を言っていましたが、あなたと愛菜ちゃんとでは年季とかわいらしさがちゃうしな。




うりぼう5つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 合格 



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ありがとうございました☆