メモリー First Time
(2012年/中国・香港/103分)
監督:ハン・イエン
【ストーリー】
病気のためにダンサーの夢をあきらめた女性が高校時代の同級生と織りなす恋を、香港の人気モデル兼女優アンジェラベイビー&台湾の人気俳優マーク・チャオ共演で描いたラブストーリー。2003年の韓国映画「アメノナカノ青空」をもとに、中国の新鋭ハン・イエン監督が新たな設定や構成でリメイクした。先天性の筋無力症を患う女性シーチャオは、薬の副作用による記憶障害に悩まされつつ、献身的な母親に支えられて暮らしていた。そんなある日、高校時代にあこがれていた同級生コン・ニンと偶然にも再会を果たし、彼と付きあうことに。コン・ニンと過ごす幸せな日々の中で、生きる喜びを実感するシーチャオだったが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
昨年のアジアン映画祭でも上映された作品。
・・・なのにまったく記憶にない・・・
中華圏映画はたいていチェックするのですが・・・なぜでしょうか?!
コンペ作品ではあるものの、香港特集にも組み込まれていたからかな?(申し訳ないのですが香港映画は大陸、台湾映画より優先順位が・・・)
監督もプロデューサーも来てくださっていたのに。
お見かけすらしなかった・・・
というわけで劇場公開してくださってよかったです!!!
なかなかうまい作りで感心したのですが、なんと、このご時世、カセットテープを使った物語であります。
シーチャオが病気で記憶がとぎれがちになってしまうので日々の出来事や気持ちをカセットテープに吹き込んでいくのです。
恋心を抱いていた学生時代の同級生コンニンとの再会から、見てる方が恥ずかしくなるくらいの甘い恋愛模様、そして病気のためにあきらめかけていたダンサーへの夢・・・
あははは
うふふふ
あははは
うふふふ
シーチャオの青春が輝き始めます。
アンジェラベイビーのかわいらしさを最大限に活かすためのファッションや小物、部屋のインテリアなど、すべてが徹底されていました。
いやーほんまにかわいかったです。
彼女そのものがかわいい、ということもありますが、監督は彼女の見せ方にすごくこだわったんやろうなーというのがわかります。
しかもロケ地がアモイなのですが、え?!ヨーロッパ?!と思わせる美しい街並みで、それと時に使われるアニメなどの融合で本当にファンタジー色が出ていました。
わたくし・・・この映画を最後まで観ることができるのでしょうか・・・
あははは
うふふふ
あははは
うふふふ
でも、その甘い甘いA面の裏側のB面のコンニンサイドが現実に引き戻されバージョンになっていて、「そういうことやったんかぁ・・・」と、A面、B面の役割が見事に果たされていました。
そういえば、先日『GF*BF』を観に行った際、ロビーで私より少し年上かな?な女性たちがこの映画の事を話しており、そのうちの一人がどうやらOAFFで鑑賞済のようで、
「アンジェラベイビーのかわいさが半端じゃなかったわ。でも、私マーク・チャオが嫌いでさー」
「あ!わかる。私も嫌いやねん。なんかなー」
「せやろ?なんかなー・・・やねん。」
と、彼女たちの間ではなかなかの不人気ぶりで笑いました。
私は別に彼に何の感情もないのですが、この映画に関して言えば、たしかに彼でなくても・・・でしたわ。
ごめん。
『ハーバー・クライシス』はかっこよくはまってたのになぁ。
ラストに向かうにつれ、もう、病気の女の子が主人公、ということで定番の泣かせる展開になってきますが、私の心にはあんまり響いてくれず・・・。
個人的には全く泣けなかったものの、大絶賛する方や号泣されている方はかなりいらっしゃるようですので、はまる人にはドストライクではまるんだろうなぁ~(ってどんな映画でもそうですけど)と思いました。
くうこのおまけ
・製作サイドの「観客の皆様を泣かせたい!」熱がばんばん感じられる作品でございます。
・エンドロールがなぁ・・・ええんか、悪いんか・・・うーん。
斬新なんですが。
あれなら私個人はジャッキー映画などによくあるNG集の方がまだ、まぁだ!!ええかなぁ。
うりぼう3つ:
ありがとうございました☆