きょうのできごと a day on the planet | シネマド館

シネマド館

世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

毎日いろんなことが起きているんだなー

きょうのできごと a day on the planet

(2003年/日本/110分)


監督:行定勲


【ストーリー】

京都の大学院に進学する正道の引っ越し祝いに集まった仲間たち。映画監督を目指す中沢とその恋人・真紀。幼なじみや大学の友人、後輩といった面々。彼らは、それぞれにいろんな思いを抱え酔っぱらい、無邪気に騒ぐ。傍らのテレビでは、ビルとビルの間に挟まり動けなくなった男がレスキュー隊員に救助されているシーンが映し出されている。そして今度は、浜辺に座礁したクジラの姿が。偶然居合わせたサーファーや女子高校生がクジラを海に帰そうと必死になっていた。しかし、なかなか救助作業がはかどらないまま、やがて夜が明けようとしていた…。(allcinemaさんより)




【かんそう】


大阪・九条にある映画館シネ・ヌーヴォ さんで行われた『行定勲監督特集』の中の1本です。


チラシの作品紹介はすべて行定監督ご自身が書いてくださっています。

なので作品によっては「観客動員ができなかった」「興行的にうまくいかなかった」とか普通に書かれていて笑えてきます。


☆紹介文はこちらから読めますよー→行定勲監督特集




このチラシはなかなかレアではないでしょうか。


たとえリバイバル上映でも監督ご自身が作品紹介してくださることってあまりないですよね??

いや、結構あるのかな?私が知らないだけかな?




この作品は監督紹介によると、ご自身でもお気に入りの作品だそうです。

以下監督紹介文より一部抜粋させていただきます。



『昔から小津作品が好きなのですが、何も起こらない日常がどんなに愛おしく豊かなものなのかを感じる映画にしたいという思いで作りました』




何も起こらない日常にもおもしろいことや、せつないこと、いらっとすること、爆笑することはたっくさんあるわけで、あまりにも毎日が(ありがたいことに)当たり前のように流れていくので、そういうちょっとした感情の動きも意外と流されがちになっているのかもしれません。



この映画で切り取られた彼らの「1日」は、「日常」と「非日常」のぎりぎり境界線かなーという感じはありますが、平凡な毎日をずーっと過ごしていると、たまにはそういうこと、あるかもね!な1日でした。




その「日常」と「非日常」の境界線ぎりぎりなところがほんと、絶妙でした。




また、劇中のみなさんのやりとりがおっかしくてねぇ。


かなり声出して笑いました。


劇場内のお客様の反応もよく、結構笑い声が聞こえてきました。




私のありふれた毎日でも、もしかすると他人から見ると声出して笑われたり、驚かれたりすることもあるのかもなぁ・・・と思いました。



でも「私の日常」はやはり「私の日常」なのでもっと「私自身」が大事に過ごしていきたいです。


そのように改めて思わせてくれたのが、監督の紹介文にも書かれていた『何も起こらない日常がどんなに愛おしく豊かなものなのか』という一文。


映画では「何も起こらない」ことはなく、結構大きなできごとが起こっていましたが、それでも、監督の一文を感じることができました。





この映画は中学時代からの友人が勧めてくれたのですが彼に感謝です。


おおきに!にこ


観客の皆様と一緒に笑うこともできましたし、観てよかったです!!





クラッカーくうこのおまけクラッカー

・妻夫木くんの先輩の家が河原町今出川にある、ということで3人で訪ねるのですが、その家がとってもレトロで雰囲気がよかったです。あの家は、本当に河原町今出川にあったのかしら?


・山本太郎さん演じる大学何年生?な人(名前忘れた~)の携帯が、もう・・・爆笑でした!


・本日公開の行定監督の円卓 こっこ、ひと夏のイマジン も観てみたいなーと思います!





うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ


ありがとうございました☆