私は猫ストーカー
(2009年/日本/103分)
監督:鈴木卓爾
【ストーリー】
イラストレーターの浅生ハルミンの同名エッセイを、俳優・脚本家としても活動する鈴木卓爾が映画化。古本屋でアルバイトをするハルの趣味は、道端や路地裏で見つけた野良猫を時間が許す限り追いかけること。そんなある日、古本屋の店長が昔恋人に送った本が偶然出てきて……。(映画.comさんより)
【かんそう】
にゃっにゃにゃー!!
ということで、観たかった映画!!見逃していた映画!!
京都で上映ということでお出かけしてきました。
いやー。
なんじゃ、この映画。
猫好き、出ている俳優さんが好き、監督が好き、原作が好き・・・というのでなければ
「・・・なぜ自分はこれを観に?!」
かもしれません。
取り立てて映画にするようなお話でもないし。
私はこういうゆるゆる脱力映画好きです。
こういうのばっかり観ていると物足りなくなると思いますが。
でもたまに観るとにへら~となっていいもんですよねー
て、私の場合、脱力系映画の鑑賞が多いですけど・・・
ストーリーは上で紹介したとおりのシンプルなもので、そこにたっくさんの野良猫たちや、ちょっと風変わりな人たちがちょろっと出てくる・・・・それだけのお話。
誰それの成長ストーリーとか前向きに進んでいくお話、とか、そんな要素まったくありません。
エッセイ映画みたいな感じです。(そんなジャンルないですが)
もう、ハル自体「猫」そのものでした。
決まった範囲で決まった行動していて、おいしそうなものがあると「ちょっといただいてみましょ」と買い食い。
そしてお気に入りの場所が見つかるとmy地図に書き入れる・・・っと。
ちょっとした事件が起こるとあたふたあたふた動き回って、でもいつのまにかまた何事もなかったかのように元の日常に戻って・・・・・
うん。やっぱり猫みたいですな。
そりゃーハルも人間だしお年頃の女の子だし、異性との接触があったり、ちょこちょこっといろんな事があったり、考えるところもあったりするのですが、基本的には「猫」な感じがしました。
バイト先の古本屋で飼われている猫「チビトム」がいなくなった時も猫目線で探してるし・・・
チビトムはとってもきれいなキジ猫でした。
観てるだけで「なでたらこんな手触りやろうなぁ」と容易に想像できるきれいな毛並みしてました。
↑
なぜか白黒猫もトラ猫をストーキング?!
毎日毎日毎日・・・・ハルは猫を追いかけています。
道行く人に変な目で見られていても「どーもー」てな感じで気にしません。
だってハルは猫ストーカーなんだもーん♪
でも、これ主人公が中年のおじさん「ハルオ」とかだったりすると、気持ち悪さだけが際立ちそうですなぁ。
いや、演じるのが温水さんだったりするとちょっとかわいらしさも感じられるかな??
・・・おっと。どうでもいい妄想は置いといて・・・
「ちょっと」「ちょこちょこ」っていう言葉を多用してしまいましたが、実際「でっかい」「がっつり」なことはなーんもなかったこの映画。
「今日はがっつり映画観るでー!」な方には間違いなく物足りないと思いますが、とにかく「猫好き」さんにはおすすめ・・・かな?
くうこのおまけ
・ハルの部屋・・・・余計なお世話やけど、冬、寒いやろうなぁ・・・我が家と同じような感じやと思う。
隙間風が入ってきてさ。
んで、夏は暑いはず!!!
・あの古本屋、バイト二人もいるぅ?!時給いくらなんやろー。
・「僧侶」らしきおっちゃんが笑えた・・・ぜんっぜん猫に会えへんやん!!!
・主題歌がこの映画にぴったり!!とてもいい。
うりぼう4つ: ←猫好き限定
ありがとうございました☆