ピー・マーク | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

一緒にいたいだけ

ピー・マーク

(2013年/タイ/113分)


監督:バンジョン・ピサンタナクーン


【ストーリー】

身重の妻を残し、戦地に赴いたマーク。戦争が終わり、深い友情で結ばれた4人の戦友たちと共に生き延びて帰途についた彼は、戦友たちを故郷のプラカノーンへと招待する。自宅にたどり着き、愛する美しい妻のナークと生まれたばかりの赤ちゃんと感動の再会を果たす。戦友たちもしばらくマークの自宅近くの空き家に留まることにした。村へ買い物に繰り出すマークたちだったが、なにやら人々の様子がおかしい。彼らはナークが流産で命を落とし、すでに死んでいるというのである。戦友たちはナークが幽霊なのではないかと疑い始め…。(京都ヒストリカ国際映画祭さんより)


【かんそう】

「アンニョン!君の名は」で大阪アジアンに来てくださったバンジョン監督!


今回はタイで大ヒットした「ピー・マーク」で来日してくださいました。



「アンニョン!~」の時も・・・「タイ映画恐るべし!!」と思ったのですが、今回この「ピー・マーク」でもタイ映画・・というよりはバンジョン監督の独創性に圧倒されました。


もともとあった古典的な怪談を「現代風」というわけでもなく、完全なるバンジョン風にアレンジしたこの「ピー・マーク」


なんとタイでの興行収入は日本円にして約30億円!!ひー!

日本でも20億行ったら、「おぉ!ヒットよね!」な世界なのに、30億て!!!




でも、観て納得。



面白いんですよ。



ホラーの部分は思いっきりびびったし怖かった。


コメディの部分は思いっきり笑ったし楽しかった。←笑いすぎてお腹いたかった


ラブの部分は思いっきりじーんと来たし泣いてしまった。



これらのメリハリがすごく効いていたのです。

だからといってチグハグ感はまったくなかったですし・・・。



この映画、タイの映画会社GTH社が手掛けているのですが、この会社は3社の合弁会社なのだが(それぞれのアルファベットを取ってGTH)、もともとの各社の持ち味であった製作技術、戦略的な宣伝、大量宣伝・・・などなどがうまく重なって、手掛けるさまざまな製作映画が大ヒットにつながっているそうです。


映画のヒットにはそういうビジネス的戦略ももちろん必要だと思いますが、やはり作品そのものの魅力が一番大きく関係すると思います。



この『ピー・マーク』のタイでのビジネス的な戦略はまったく知らないのですが、作品自体の魅力は本当に大きいと思います。

実際会場でも観客の皆さんの大きな笑い声でいっぱいでした。


いいですよねー(´∀`)

みんなで一緒に笑える映画に笑える環境に笑える空間。


すごく素敵な時間でした。



そんな時間を提供してくださったバンジョン監督、映画「ピー・マーク」には本当に感謝です。


ありがとうございましたキラキラ




私の中でタイ映画の印象って『アタック・ナンバーハーフ』がとても強かったのですが、実はGTH社の創設にはその映画の監督ヨンユット氏もかかわってるみたいです・・・

おぉ・・・あんぐり



今年は3本しか鑑賞していない東南アジアの映画ですが、3本とも衝撃が強くぶちのめされました。


ザ・レイド、ラブリーマン、ピー・マーク・・・


どれも強烈な印象を私の心に残してくれました。



ちょっと・・・来年はもっと東南アジア映画に注目してみたいでやんす。




バンジョン監督のQ&Aはこちらに~

ヒストリカ・トーク



バンジョン監督また来てくださいませー!にこ



うりぼう5つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 合格


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