奪命金
(2011年/香港・中国/106分)
監督:ジョニー・トー
【ストーリー】
香港警察のチョン警部補は、妻から新しいマンションの購入をしつこく相談されているが、いつも仕事を口実に話をそらしていた。銀行の金融商品営業担当のテレサは、成績が上がらず上司からプレッシャーをかけられていた。そんな時、顧客の中年女性チェンが相談に来店、テレサは躊躇しながらもリスクの高い投資信託を売り付ける。その矢先、ギリシャの債務危機で金融資産が突然下落、銀行には多くの顧客が詰めかける事に…。(goo映画さんより)
【かんそう】
これは笑った!おもしろかった!
最後はうなった!!
香港映画なんて何年ぶりに劇場で観たことでしょうか?!
「おもしろいよー」という声をたくさん聞いたので(これもかい!)観に行ってみた。
先日のジュリアスさんとは違って寝る暇もなく、ゲラゲラ笑って、最後まできっちり楽しませていただきました。
とっても有名なジョニー・トー監督ですが、わたくし、本当に1本も観たことないんですよ・・・
まぁ、そういうこともあって観に行ったわけですが。
他の作品はどういう感じなのかわからないのですが、これに関してはすごくおもしろかったなぁ。
メインの登場人物は上のポスターの3人。
私はこの3人が一つの大金をめぐってしっちゃかめっちゃかはらはらドキドキするのかと思いきや・・・・
そんな単純なものではなかった。
3人は関わりありそうでそんなにがっつり関わらない。
関わりそうでゆる~くヌルンっと接触を交わしている感じ。
もちろん意図して、ではない。
最初の最初はチョン警部が殺人現場に到着ー!というつかみで、これから何が起こる?!という感じだったのだが、舞台が銀行にうつってからは「あれ?これって・・・株の話しだったっけ??」と思い違いするくらいに株の話が続く。
テレサの成績が悪く、クビになる寸前まで追い込まれていた心情や状況がすごくよくわかるシーンがずーーーっと続く。
そんな中でも笑いはあったりするのだが。
だが、真の主人公とも言えるパンサーが出てきてからは展開が一気にスピードアップ!!
先ほども書いたけれど、3人ががっつり絡むことはない。
突然やってきたギリシャの債務危機の金融資産大暴落は3人共にピンチを背負わせることとなる。
本当にパンサーが出てきてからのおもしろさは半端じゃなかった。
私自身がパンサー大好きやったからかもしれんけど。
キャラも大好きだったけど、パンサーが着ているシャツ全てが私の好みだったわー。
あかん。
彼の写真見ただけで思いだして笑ってしまうわ・・・
ほんと声出して笑ってしまうシーンがたくさん!!!
だけど劇場にはたった5人・・・・
もっとたくさんの人たちと観て一緒に笑えたら楽しかっただろうなーなんていう思いもありますが、それでも大満足ですわ!
笑いだけじゃなく、スリリングでスピーディな展開、観ていて本当に楽しい映画でした☆
うりぼう5つ:
ありがとうございました☆