カリフォルニア・ドールズ
(1981年/アメリカ/112分)
監督:ロバート・アルドリッチ
【紹介】
『攻撃』『何がジェーンに起こったか』『ふるえて眠れ』『飛べ!フェニックス』『特攻大作戦』『北国の帝王』『ロンゲスト・ヤード』『合衆国最後の日』など、数々の名作で知られるロバート・アルドリッチ。その多くが男たちの血と汗飛び散る戦いの物語だった彼の遺作となったのが、女子プロレスラーたちの物語。女性ならではの美しさとタフな戦いとがぶつかり合い、遺作というにはあまりに官能的でゴージャスなステージがそこに出現した。刑事コロンボとは一味違うマネージャー役のピーター・フォークのしたたかなキャラクターが魅力的。日本の女子レスラー、ミミ萩原、ジャンボ堀も出演している。(作品資料より)(goo映画さんより)
【かんそう】
面白かったねー。
ほんと会社休んで観に行った甲斐があったねー。
それでも結構席が埋まってましたからね。
あんまり格闘技関係って好きじゃないからどうかなーと思っていたが、周りの評判もとても良く、それならちょいと行ってみましょうか・・・と例によって周りの評判による鑑賞。
行ってよかったですわ。
ちょっこすのファイトマネーを求めて言うたらどさ回りをする3人。
んで、このマネージャーが、すっごいええ味出してんのよ。
俗に言う「生きて行くための」バイタリティとか知恵とか全部持ってはった気がする。
魅力的やった。
ピーター・フォークが演じてるからなおさらかしら?
彼のあのバット1本で何とかなる、いやいや、何とかさせる技が荒技過ぎて笑える。
あのバットはまるで孫悟空のにょい棒ですな。
ほんとなんか憎めないんよなー。
ドールズがあそこまで登りつめたのは彼のおかげ・・・というところもあるだろうし。
また、どさ回りだからと言っても彼女たちはプライドも何もない卑しいレスラーではなく、本当に誇り高きレスラーたち。
んで、いつ練習してんのかわかんないんだけどめっちゃ強い。
私もいつの間にか彼女たちのファンになってたし応援してた。
最後の試合のシーンは会場入りするところから最後までもう、鳥肌もの!!!!
まさに笑いあり涙あり鳥肌ありの連続だった。
例によってマネージャーは彼女たちが勝つために裏で手を回す余念がない。
でも、それは審判を買収するとかそんな卑怯なものではない。
ドールズのポスターをあちこちにはりまくったり。
子供たちにドールズコールを教えたり、応援歌を教えたり。
パイプオルガン奏者と「こうしたらこれ演奏な!」という打ち合わせをしたり。
外堀を確実に埋めちゃってます。
これらの下準備にもやはりお金がかかるので彼は事前にちゃっかりギャンブルでしこたま稼いでいる。
そしてそして彼女たち自身もこーっそり華やかな登場シーンのために衣装を持ちこんでいたり。
もう、こんなん見せられたら試合も楽しみでしょうがないやん!!!
相手チームはかつて屈辱的に負けてしまった相手。
彼女たちの登場シーンもとってもよかったけれど、更にその上を行くドールズ!!!
もっともっともーっと華々しい
もーほんと笑えるけれど鳥肌もの
試合のシーンもハラハラどきどき・・・・
また負けちゃうの?!
それとも今度こそドールズに栄冠が?!
メインゲームのビッグ・ママも控室で「何でメインより盛り上がっとんねん!」と、ブチブチ言っていたが、いつの間にやら試合に釘づけに・・・
このビッグ・ママ・・・私には吉田沙保里選手にそっくりーに見えたのだが・・・
とにかくええキャラしてはった。
この映画に出てくるキャラクターみんなええね。
最後は、もう、わたくし、泣いてました。
プロレスなんて全く知らないけれど感動いたしました。
カリフォルニアドールズはもちろん相手チームも素晴らしかった。
両者本当に素晴らしかった。
この映画は音楽の著作権上DVDにすることは不可能らしいのだが、これはぜひぜひ劇場で体感していただきたい映画やなぁーと思った。
劇場によっては爆音上映しているようだが、それもわかる。
爆音でドールズコール聞いたらより一層鳥肌もんかもしれん。
ほんと面白かったなー。
うりぼう5つ:
ありがとうございました☆