ニエ・アル | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

青春とは!!


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ニエ・アル

(1959年/中国/115分)


監督:チョン・ジュンリ


【ストーリー】

実在の人物ニエ・アルの青春時代を描いた新中国の息吹を感じさせる名作。ニエ・アルは現在の中華人民共和国の国歌の元になった「義勇軍進行曲」の作者である。国民党軍に命を狙われる彼は、抗日戦争と中国内戦のさなか、毛沢東の率いる中国共産党が、当時のソビエトへ音楽留学をさせようとして日本へ来る。しかし、日本からロシアへ渡る前に神奈川県の鵠沼海岸で海水浴中に水死してしまった。その碑が今でも鵠沼海岸に残っている。若き日のニエ・アルを演じるのは中国映画界史上きっての二枚目スター、チャオ・タン。(シネヌーヴォーさんサイトより)



【かんそう】

いわゆるプロパガンダ映画。


そう。毛沢東万歳な映画ですわ。



ストーリーにあるように今の中国国歌の元となる「義勇軍進行曲」を作った人である。

この歌って実は抗日だったりするんですけどね・・・



ニエ・アルの一生を描くのではなく、彼の青春時代を描いた映画。


昆明から上海に出てきたところから描かれる。




とーーーっても爽やかな青年ニエ・アル。

演じているのも上述にあるとおり、二枚目スター、チャオ・タン。


なんかニエ・アルの純朴さを出すためかしょっちゅうオーバーオールっぽいものを履いている。



だが、青年のニエ・アルを演じるのにはちょと無理があるかな?という年齢のチャオ・タン。


観ているうちにそんなことはどうでもよくなっていったけど。




プロパガンダ映画なので「共産党万歳!」的な部分が大いにあるのだが、それはそれで、そういう映画なんだと今の時代に生きる私たち、ましてやお国も違うので割り切って観れる。


しかもこういう映画はなかなか観れないので、語学を勉強している私にとってはありがたい限りである。




プロパガンダ映画だからかどうかはわからないけれど、ニエ・アルの青春物語ではあるが、言いたい事は終始一貫しておりはっきりしている。


しかしちょっと明るい男女の交際模様もあれば、メロドラマ的な要素も入れちゃったりして、老百姓(一般国民)も退屈しないようにできている。

そして、時にダイナミックな構図で私たちを釘づけにしたりして、なかなか最後まで飽きさせないのである。



彼は最後ロシアに留学する途中、日本に立ち寄り、海水浴中(神奈川県の鵠沼海岸)に溺死する。

抗日の曲を作った人が日本に・・かぁ・・・



こうして彼の短い一生は幕を閉じる。



なかなかおもしろい映画ではあったけれど、何度も何度も繰り返し観たい、という感じではないかな?

時がたてばわからないが・・・



うりぼう3つ:うり坊 うり坊 うり坊





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