ランボーに「W」はいらない。
(2007年/イギリス・フランス/94分)
監督:ガース・ジェニングス
【ストーリー】
1982年イギリス、厳格な家庭に生まれ育った11歳のウィル(ビル・ミルナー)はあらゆる娯楽を禁じられていた。そんなある日、彼は学校一の問題児カーター(ウィル・ポールター)と出会い、彼の家で生まれて初めて観た映画『ランボー』のとりこに。「こんな映画を作りたい」という気持ちで結ばれた二人は、見よう見まねで始めた映画作りを通して友情を深めていくが……。(シネマトゥディさんより)
【かんそう】
良い映画だったですねぇ。
趣旨は異なっているけれど「スタンドバイミー」のような、子供ならではの視点・冒険心がたっぷりつまった映画だった。
全く異なった環境で育ち、全く異なった性格の二人だけど、すんなり仲良くなっていくあたりが子供ならではの感性だと思った。
あ、でも全く異なった環境、と書いたけれど、「孤独」という気持ちは同じだったから、ということもあったかもしれないね。
見ていて楽しい子供映画!!
というだけでは終わらせないところがこの映画の素晴らしいところ。
もちろん、アニメを用いたり、ウィルの空想が炸裂したり、大自然の中をウィルとカーターが大暴れしながら映画を撮影したり・・・
こんな感じで見ていてほのぼのするシーンも満載なんだけど、ウィルが入っている宗教の事や、カーターが抱えている家庭の問題など、うまく絡めていた。
ウィルが入っている宗教なんて、あれもダメ、これもダメ!!で人生何が楽しいの?!て思うくらいの厳しさ!!
何も知らない中で生きていくのは確かに幸せな事かもしれないけれど、知ることで得られる楽しさや厳しさを感じながら生きていく方が人間らしいと思うんだけどな。
彼らを強く強く結びつけたのも「ランボー」という一本の映画であったけれど、さらに彼らを強く強く結びつけたのもとっても素敵な一本の映画。
最後は全てうまく収まり過ぎちゃうん?!と思うかもしれないけれど、それでも見終わったあと、とてもさわやかな気分になれちゃう映画。
あ。そうそう。
途中、ウィルとカーターの友情が危うくなるんだけど、それはフランスからやってきたディディエという留学生のせい。
でも、これもまた憎めないキャラでさぁ。
やってきたその日から子分がわんさかできるんだけど、まぁ、笑えるよ。
さよならする日はちょっとさびしくなったくらい・・・
私もディディエの虜か?!
いやぁ・・・ほんと良い映画だったなぁ・・・・
~おまけ~
この映画に出てくるドリンクはやはりイギリスらしく、まず「紅茶」でしたわ。
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