いつになったらたまちゃんが出てくるのだ?!と思われているでしょうが、まだまだ序章は続きます・・・
さて、電車もいよいよ出発。
私たちが乗ったのは普通の電車。
和歌山電鉄には「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」という和歌山電鉄もういちどドッカンと花火をあげようぜ!復活企画(←くうこ勝手にネーミング)として作られた車輌がある。
両方ともクリスマスの時期に撮影したので電車にはクリスマスリースが飾られている。
イチゴ電車の内装はシートなどはかわいらしくされているが総じて結構普通。
しかし、おもちゃ電車の中は・・・
おもちゃ箱の中にいるような感じであり、遊び心がずいぶんと取り入れられている。
おも電グッズのガチャガチャがあったりしたな・・・
ま、今回私たちが乗ったのは普通の南海電車の車輌のような電車なんですがね。
さぁ・・・・どんどんたまちゃんに近づいてくるわよぉぉぉ!!!
と、ウッキウキのドッキドキでいてたら・・・・
途中で・・・・なんと・・・・・
すいていた車輌が一気に満席に。
全然余裕で座れるのに「ここ取っといたよー!!」と杖をガーン!と座席において席確保までしたり・・・。
ま・・・まさか・・・・・
まさかの貴志駅行き?!
たまちゃん目当て?!
前の席で数人が話している。
『たまちゃんに会うのも一苦労やなぁ~』
『ほんとほんと!たーいへんだわ!!』
これだけの団体客を相手にするたまちゃんの方が大変だよ・・・
と私は思うのだがね。
一気にブルーになり、だんなに
『この人たちみんなたまちゃんに会いに行くねんて。どうしよう。たまちゃんの近くに行けない。』
『たまちゃんに触りたかったのに・・・』
『この人らずーーーっとたまちゃんのそばにいるんやろうなぁ・・・』
と、訴える私。
だんなは『じゃぁ、途中下車して、少ししてからたまちゃんに会いに行こう』と言ってくれた。
『たまちゃんは5時までやでー。会える?絶対会える?』
『会えるから。その前に・・・・じゃぁ・・・パラダイスに行こう!』
ぱ・・・・パラダイス?!
一気にテンション上がる私・・・だが、この鉄道路線にそんなところあったっけ?!
しかし、今はこの団体客を回避することの方が重要!ということでだんなと一緒に途中下車したその駅は・・・
おいけゆうえん・・・・
大池遊園・・・と書く。
駅舎もない無人の駅でホームのベンチは・・・
ペンキ塗りたて。
一応管理はされているのね・・・
出口の方に向かっていくと・・・・
って、あれ?!あなたはJRの主ではありませんでしたか?!
レトロな行き先表示板が未だに現役で、そこから一般道の方に向かうとき、右側にちょっと奥まった場所があったのでチラっと覗いてみると・・・
近づいてみると、もう、誰も使っている様子もなく、ただただゴミがつまれてあるだけだった・・・
そのもうひとつ奥に家があり、ガラス越しにおじさんがうろうろしていたのが見えたので、人は住んでいるようだ・・・。
これだけの待合室があったということは昔はかなりにぎわっていた駅だったんだろうなぁ・・・
こういうのを見ると、ちょっと寂しくなる。
だんなはここに来た事があるのかズンズンと歩いて行く。
途中で桃の木畑があり、桃がなっているようで、実に紙が包まっていた。
『な。桃がある時点でもうパラダイスやろ?』
だんなのパラダイスの基準がよくわからない。
そのままだんなについていくと・・・・電車の中から見えていた大きな池が見えてきた。
旅館風のたてものもある。
送迎用のバスはまだ新しかったので、営業はしているんだなぁ・・・
そして橋があったので渡る。
池では麦わら帽子をかぶったおじさんが1人でつりをしていた・・・・
のどかやなぁ・・・
何が釣れるんかなぁ・・・。
橋を渡りきると・・・・
広場。
この左側にもこの公演を管理しているっぽいお店&旅館風の建物があった。
この広場にはテーブルやらが点点と置かれてあり、 『団体客の利用の場合は・・・』みたいな注意書きがあったりしたので、恐らくバーベキューなどしにくる客がいるのであろう。
また、この大池遊園は今でも桜の名所と言われており、今でも桜の季節にはちょっこすにぎわっているようである。
だんなはしきりに『な!ええやろ?まさにパラダイスやろ?!すべり台もブランコもあるで!』というが・・・
私の中のかつら小枝風のパラダイス基準にはほど遠い。
しかし、なるほど・・なんもないところでのんびりしたいわぁぁ・・・という人にはもってこいのパラダイスである。
だんなは何かに引き寄せられるようにずんずん歩いていき、池のほとりで腰をおろす。
池にはボートもばっちり!
だんな曰く
『ここは撮影スポットのひとつで、和歌山電鉄を撮るにはええ場所として知られている』
・・・だそうだ。
そっかそっか・・・だんなは元々知っていた&来たことがあるんだね。
でも、知られている・・・て言うてもそれは鉄道マニアの間だけで!だろう。
だってあたしゃそんなこと知らなかったよ。
でも、列車が走ってきた時は水面にも電車の姿が映るし、バックには自然が多く、季節によっていろんな表情を見せてくれそうなので、撮影ポイントというのもうなずける。
私もデジカメで撮影したのだが、このパソコン・・・・・おっそろしく古いのでデジカメからの画像を直接取り込むことができないのよ。
なのでいつも画像は携帯のを使っているのだが、今度実家に帰った時にでもその時のデジカメ画像をUPしたいと思います☆
ちなみに撮影しているところから池の中を覗くと・・・・
ブラックバスが泳いでいました・・・・
つづく