たいていの子育ての問題は症状を出している子どもよりも、みている親の問題。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

子育てのほとんど多くの
問題は

問題を引き起こしている
本人の問題というより

それをみている側の問題、

症状を出している
子どもよりも
先回りして
あれこれ心配している
親の問題です。

子どもは夜泣きしても
眠たければ
昼間のうちにいつでも
勝手に寝ますから
本人は何にも
困っていません。

困っているのは
夜にぐっすり眠れない、

近所迷惑でないかと
他人の目を気にする
親のほう。

例えば
子どもの便秘。

お腹がはって
痛くて痛くて
すごく苦しいいなら
下剤でも飲ませて
あげればいいけど

早くオムツ外したい、
トイレでちゃんとしてほしい、

腸が悪いと
ほかの健康によくないらしい、

毎日、大きなうんちが
決まった時間に出ないと
いけない、
とか

実際は親の思い込みや
余計な心配で
問題を大きくしています。

こないだの便秘で
悩む5歳の子、

今まで便秘で
なんとか毎日出るように

食べたくないのに
無理やり食べさせようとしたり

お母さんなりに
色々やってきたらしい。

だけど、お腹が硬くないし
皮膚もツルツル、
機嫌よく保育園にも
通っていて
本人の人生、
何も問題ない。

もうね、その状態で
毎日、毎日
「うんち出た?」

「食べないとたくさん
うんち出ないよ!」

「そんなことするから
うんちでなく
なるんじゃない」と

何かにつけて
うんちのことばかり
言われたら
そりゃ、でるものも
でないですわ。

だから、お母さんに
もううんちのことは
放っておいてあげて
ください、

困ったら
ちゃんと言ってくれるから
好きにさせてあげて、と
お伝えしました。

そしたら
お母さん、

うんちでなくても
それは私の責任じゃないって

子どもの問題と
自分を切り離して
考えられるように
なれたって。

そう、たいていの
悩んでいるお母さんは
問題に近すぎるのです。

これが他人の子だったら
たいていのことは
たいしたことない、って
思えるのです。

子育ての問題で
「これさえ解決したら
私の人生、
もう何も問題ないのに」と
思っていることが
あるなら

それは問題を
作り出している
あなたの問題。

「赤ちゃんさえ
出来てくれたら
もう何も望まない」と
言う人に限って

今度は二人目問題で
悩みます。

「子どもが発達障害とかに
ならなくて
ふつうに学校に
通ってくれれば
もう何も悩まない」と
言う人は

進学するとき、
就職するとき
友達と比べて
成績が悪かったり
失敗したりすれば
大騒ぎします。

「子供が早く
結婚さえしてくれれば」

気に入らない嫁だと
文句を言います。

「たった一人でいいから
孫さえ生まれてくれたら!」

跡継ぎは男の子じゃないと、
とか言い出します。

起きていること自体は
たいした問題でないことが
ほとんど。

それを問題にして
悩みにしている
あなたの問題。