勝手に「敵」を作って生きていると、いつも戦闘態勢から抜け出せない。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

もりのこ針灸院の
治療を受けられた方や
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お会いした方だけに
お配りしている
ニュースレター
「自律神経を整えよう号」



体が自分で治ろうと
したり

体のなかに
ばい菌が入ってきたら
闘おうとする力や

食べたものを
消化して
排泄する力や

妊娠や出産を
正常に維持しようとする
には「自律神経」が
関わっています。

例えば
風邪をひいたときに
一週間くらい
静かにしていれば
自然に治っていくときは

自律神経がきちんと
働いている時。

1ケ月くらい
咳がおさまらないとか

産後何か月もたつのに
体調が戻らないとか

一晩寝たのに
寝た気がしない、

いつも便秘、
よく頭痛や
生理痛があるとか

病院では病名が
つくような状態ではないけど

自分で治る力が
弱っています。

自律神経には
「交感神経」と
「副交感神経」があって

交感神経は
心臓の鼓動を早めたり
筋肉をぎゅと
収縮させたりする
「戦う神経」

それに対して
「副交感神経」は
「お休み神経」

うとうと今にも
眠ってしまいそうなとき、
筋肉の力が抜けた状態。

闘うときは
心臓や大きな筋肉に
血流がたくさん
流れていくので

末梢の毛細血管の
血流が悪くなります。

また、内臓の機能も
低下させるので
胃腸や子宮の動きも
悪くなります。

冷えていると
交感神経が
優位になりやすく
副交感神経が
働きにくい。

今の社会は
不規則な生活や
パソコンのやりすぎ、
ストレス社会で

交感神経優位な状態。

自分は外で働いて
いなくても
旦那の帰りが
いつも遅いとか
休みの日も
子どもの面倒をろくに
みてくれなくて

嫁がゆっくり風呂に
はいる時間もないような
「ワンオペ育児」
自律神経のバランスが
崩れます。

郡上は自然豊かだし
夜遅く歩き回っている
人もいないし
近所の人も親切で

自律神経を病んでいる
ような人は
いないのかな、って
思うかもしれませんが

勝手に自分で
「敵」を作って
生きている人は

どこにいっても
誰といても
やはり体がいつも
「戦闘態勢」

以前、ブログでも
書きましたけど
「正しさだけだと
冷えます」


いくら自分が
体に悪いような
お菓子を
自分のこどもに
あげたくない、と

思っていても
一緒に住んでいる
おばあちゃんや
おじいちゃんにも
その価値観を100%
分かってもらうことは
無理ですよ。

生きていれば
自分と異なる
価値観の人と
過ごすことは
避けられません。

「お宅のお孫さんに
あげて」と
お菓子をもらえば
捨てるわけには
いかないし

子供会とか
保育園の行事でも
完全無添加なんて
無理ですから。

自分が「正しいか
そうじゃないか」の
価値観の世界だけで
生きているうちは

自分のことを
理解してくれない人は
「みんな敵」

正しさだけで
生きていると
いつも敵と戦っているから
交感神経優位の状態に
なります。

みえない「要塞」を
いつもまわりに
張り巡らせて

「この人は自分の敵か
味方か」を線引きして
生きている…。

きっと色んな人に
今までも
「いつまでも
そんな態度では
自分が損するよ」と
言われ続けているとは
思いますが

結局はあなた自身が
「愛」を受け取る器が
未熟だから

相手の「愛」を
「敵意」だと
感じてしまう。

お菓子食べたくらいで
いきなり不健康には
なりませんよ。

それより
おばあちゃんたちが
孫がかわいいって
くれるものは
「愛」なんです。

確かにばあちゃんたちは
あんまり考えないで
お菓子を孫が欲しい分だけ
くれるから

虫歯がひどくなったり
もするかもしれないけど

虫歯になりやすい
体質というのは
食べ物だけじゃなくて

唾液の質とか
かみ合わせや姿勢の
問題とか
食べたものだけが
原因ではありません。

母親がいつも
精神的に戦っていて
食いしばって
生きていると

子どもにも
そういう思考や
体の緊張の癖は
影響します。

性格や思考、感情は
なかなか自分では
変えることは
できません。

ですが
体を温めて
緩めることで
「戦闘態勢」から
抜け出すことは
できます。

体を温めるようになって
夜のぐっすりと
眠れるようになって
無意識の身体の緊張が
抜けるようになると

自分がいままで
こだわってきたことが
「まぁ、いいか」と
思えるようになる。

諦めるというより
まわりを信頼して
ゆだねることが
できやすくなるのです。

だって、
人は一人では
生きることができないし

子育てだって
一人でやっているわけでは
ないから。

自分一人の価値観なんて
しょせんちっぽけで
浅はかなもんです。

子どもにしてみれば
色んな食べ物を
知ったり

悪い大人も
いるんだと知ったり

家のなかで
お母さんとおばあちゃんが
言い合う姿をみたりして
「社会」を学ぶのです。

良いものだろうと
悪いものだろうと
ささいないざこざも

どちらも
自分を守り
育ててくれたの
「愛の記憶」に
なるのです。

<もりのこ針灸院・今後の予定>

4月2日~10日まで
完全休業!

4月25日(火)
長良美容室セザム
11時~「子宮温活講座」
子連れOK

予約;℡0120-136-770

4月30日(日)13時~17時
名古屋金山駅そばにて
矢部川流域プロジェクト
石永さんのお話し

主催;もりのこ針灸院
予約先 0575-65-2190

5月8日(月)
10時半~
瑞穂こどもセンター


「ママのための
骨盤から整える
美乳エクササイズ」
子連れOK

予約先;℡058-328-2078