岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。
田舎でも
助産師らしさを発揮して
働くシリーズ。
助産師って、
どんな妊婦さんや
褥婦さんが来ても
来る者拒まず
みんなに平等に
接しなければいけないと
教育をうけます。
ですけど、
田舎に住みながら
遠くからでも
通ってもらえるような
他とは違うと
思ってもらえるような
サロンをやって
いきたいのであれば
逆にターゲットは
徹底的に絞るべきです。
去年、流行った「逃げ恥」も
話の内容以上に
登場人物の背景や性格が
丁寧に描かれていて
主人公のみくりちゃん以上に
おばさんのゆりちゃんなんか
本当にそこらへんに
居そうな気がして
共感できましたよね？
同じように
「20代から40代の
元気な赤ちゃんを
授かりたい女性」という
ターゲット設定は
まったくお客さんの背景が
みえてこないのです。
同じ40代でも
不妊治療のすえに
授かった人と
何十年かぶりに
忘れたころに
授かった人では
悩みが違います。
また、助産師の場合
「お産」
「おっぱい」
「保健指導」とか
仕事の内容で
カテゴリー分けされることが
多いですが
実際は「人」と「悩み」です。
過去に自分が
担当したママさんで
どういう人と相性が
良かったのか？
茶髪のヤンママ？
高齢系？
ナチュラル系？
高学歴系？
セレブ系？
モデル系？
体育会系？
こだわり系？
子だくさん系？
仕事との両立の悩み？
陣痛が耐えられるか？
おっぱいがでない悩み？
上の子の悩み？
上手く飲ませられない悩み？
赤ちゃんが寝てくれない悩み？
旦那さんや親との関係？
お金？
過去に自分が取り上げたり
関わったママさんで
記憶に残る人、
自分が関わったことで
とても感謝してくれた人を
最低でも10人くらい
あげていきます。
その人たちの
年齢や生活背景、
性格や印象、
悩んでいたこと、
困っていたことなどを
書き出していくと
自分が得意な「人」と
「悩み」がみえてきます。
逆に
「苦手だった人」も
ピックアップしていきます。
あの人から
ナースコールが来ると
なんか気持ちが
重くなった…。
できたら
一緒に働いたスタッフや
学生時代の友達とか
部活の先輩とか
学校の先生とか
自分が苦手だった人
もう二度と会いたくない人を
あげていく。
すると
やっぱり自分が
得意じゃない
タイプの人の共通点が
みえてきます。
（最終的には
苦手な人との関係は
‘あの人’との関係に
たどり着いていくのです。
これはまた後日…）
もし、自分には
あんまり得意・不得意が
ないという人がいるなら
ひょっとすると
みんなから
好かれる人で
いなければいけない、という
想いが強すぎるかも。
悪くはないとは
思いますが
う~ん、私にしてみると
そりゃ、本音で
生きてないな…。
大きい病院で
その他大勢と
似たような感じの
印象に残りにくい
助産師でいたいなら
それでいいけど
一歩間違えると
何を考えているのか
何を大切に生きているのか
分かりにくいキャラに
なってしまいます。
独立して
ビジネスを成功させたいなら
ブラックな部分も
大事なんですよ。
私の得意な人ですか？
自分で自分のことが
よく分かっていない
地球人になじめていない
「妖精系・天使系」（笑）
彼女たちは自分の気持ちや
感じていることを
言葉にして
人に伝えるのが苦手だから
多くを語らなくても
早めに察してくれる人には
とても安心する。
「要するに、こうして
欲しいんだよね？」って
まわりに通訳してあげたり
考えをまとめてもらうと
落ち着く。
頭で理解させようと
するのでなくて
手のひらから
伝わる温かさだったり
そばにいる安心感や
力加減やタイミングが
できるようになるまで
手取り足取り
教えてもらいたい。
理屈よりも
「体」で感じて
覚えたい
納得したい。
もりのこ針灸院の
患者さんにも「妖精系」
多いです(;^ω^)
「身体」からアプローチできる
針灸治療院というのは
私にあっているんだろうな…。
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