自然に治すというのは我慢でも、辛抱でも、孤独でもない。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

子どもが生まれて
なるべく薬や病院に
頼らないで
自然で安全な方法で
育てたいという気持ちは
とてもよく分かります。

しかし、
そもそも
母親自身が
養生を分かっていないのに
子どもだけコントロールしようと
しても無理があります。

「自然」というと
薬を絶対に飲まないで
熱があって
だるくても
そのまま「我慢」する
ことだと思っている人が
います。

体調が崩れるというのは
医学的に説明すると
「自律神経」のバランスが
崩れた状態。

自律神経とは
交感神経と
副交感神経から
成り立ちます。

体温調節、呼吸、循環、
免疫、ホルモンバランスなど
寝ていても
意識がなくても
身体が死なないように
調整しています。

生活リズムの乱れや
ストレスなどで
自律神経のバランスが
崩れると
自分で治ろうとする力が
低下して病気になります。

この自律神経のバランスを
取り戻すことが
「養生」です。

交感神経は興奮や緊張状態で
働きます。

副交感神経は眠るとき、
リラックスしているときに
働きます。

多くの現代人が
交感神経に傾きやすく
しっかり緩んで
温めて
休むことで
自律神経の
バランスを整えます。

「自分は小さな子供が
いるし
旦那も忙しいし
体調が悪いくらいで
ゆっくり寝ていられない」と

人に頼らず
自分に厳しく
生きているうちは
どんなに理想的な
自然なお手当をしていても
養生になりません。

養生とは
「気持ちよくて
温かくて
優しくて
ほっとする」感覚です。

我慢でも
辛抱でも
孤独でも
ありません。

また、子どもが生まれてから
はじめようとする人も
いますが

妊娠前に
ずっと薬(食品の添加物や
シャンプーなどの経皮毒)
などに頼ってきて

妊娠中に足湯と半身浴もせず
働きづめて
交感神経優位状態が多かった
ような人が

産後に自然な方法で
身体を整えていくのは
本当に時間がかかります。

今までずっと
何かあったら
病院におまかせで

自分の身体の声を
信頼する習慣がないから

身体の小さな変化に
気づきにくいので
すぐに結果がでないと
簡単にあきらめたり
中途半端に分かったつもりで
やっていたり
目新しいほかの手技や
セラピーに走ってしまう人が多い。

自然なお手当が効果を
発揮するのは
「時期」が大事です。

ほとんどの人が
養生のタイミングを
間違えています。

何事も何回も
経験して
失敗した先にしか
分からないですけど

子どもは自分で
自分のことを
選べないですから

親が正しく学んで
選んでくれないと
困るのです。