岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。
もりのこ針灸院では
妊婦さんにお伝えしている
妊婦ライフを快適にして
安産のために
役に立つセルフケアとして
「衣・食」は
すぐにでも
取り組むことができます。
助産師のもとには
自然な子育てにこだわりのある
方がたくさん来ます。
プロとして
人に教えているような
立場の方もいますし
妊娠前はまったくそんな
生活なんて
していなかったくせに
妊娠してから
本とかを読むうちに
「助産院」の存在を知って
ミーハー的に
「自然派」になる人もいます。
同じ自然派のように
みえても
まったく真逆の考え方もあって
助産師ですら
何が正しいのか
間違っているのか
よく分かりません。
私はそういうときは
「外国人」だと
思うようにしています。
母乳が出なくて
赤ちゃんの体重が増えなくて
ミルクを足すのは
嫌だけど
サプリメントを飲ませるのは
いい、とか
理解不能なのですが
自分基準で
良いか、悪いかを
判断するのでなくて
「あなたの国の風習では
そういうやり方なのね」と
思えば
あきらめもつきます。
「命にかかわることは
やめさせないといけない」と
いうようなときも
「こうやるべき」と
伝えるよりも
「私が今まで
やってきた経験によると
あなたの赤ちゃんの
今の状態は
ミルクを足してあげたほうが
早く元気になることが多いです。
このまま母乳だけで
頑張ろうとすると
命にかかわるかもしれないから
私はとても心配なのです」と
自分の‘気持ち’を伝えるように
するといいと思います。
クライアントさんのほうが
詳しいと
こちらも負けないように
詳しくならないと
いけないような気になりますが
そういうときは
‘分からないから
教えてくれない?‘と
言われて嫌な気になる人は
いません。
助産師さんとか
医療者って
学校で教えられたこととか
テレビで言っていたことを
安易に信じている人とか
結構多いし
ちょっと頭が痛かったり
風邪気味だと
すぐに薬に頼るし
食事もジャンクなものが多いし
クライアントさんには
‘自然’を強調するくせに
自分の体のことは
‘不自然’に生きている人は
たくさんいますから
支援する側が
あんまり自分の正しさに
こだわらないほうが
いいのかな、とも
思います。