子育て中の一人起業ママが、子どもの看病のために仕事を休むことをSNSで謝る必要があるか? | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

私の母は3つ年上の
兄や私を産んで
産後2か月から
職場復帰をして
働いていました。

同居していた
父方の祖母と
同居だったため
赤ちゃんの頃は
保育園には預けずに
自宅で過ごしました。

ですが、小学生にもなると
祖母も入退院を
繰り返すようになり

私が風邪をひいて
何日か寝込むような
ことがあると母は
1~2日は休めても
その後は仕事を
休むわけにもいかず

寝ている私の
枕元にパンやヨーグルト、
ジュースと少しのお金と
病院の診察券をおいて

「何かあったら
自分でタクシーにのって
病院に行きなさい」と
仕事に行った記憶が
あります。

ですから、助産師として
社会人になったときに
お子さんのいる
職場のスタッフが
急に休むことになっても
迷惑とか思った
ことはなかったし

仕事ができる先輩が
「たぶん、今日は
保育園から
呼び出される」って

数時間でどうしても
やらなければ
いけない仕事だけ
サササ~と風のごとく
片づけて
帰っていく後姿とか
カッコいいなと
思ったものでした。

子育てしながら
一人起業しているママさんなど
子どもがインフルエンザになったり
予定外のトラブルが
起これば

キャンセルしたり
予定を変更しなければ
行けなくなることが
あります。

予約してくださった
お客様や
取引先の関係者に
お断わりの連絡をするときに

「すいません」と
謝るのは当然だと
思うのですが

いちいちブログや
フェイスブックなど
見知らぬ人が
読むSNSで

「子供の看病のために
お休みして
スイマセン」と
投稿するのは
違和感を感じます。

母親が子供の看病のために
仕事を調整しなければ
いけないのは
当然のことです。

もちろん、母親が
仕事を優先できるように
父親や
おばあちゃんなどが
変わりに面倒を
看てくれたら
それはそれで
有難いけど

いちいち、「スイマセン」と
社会発信することかな?

逆にそうやって
謝れば謝るほど

世の中の価値観が
「母親が子供の病気の
ために看病を優先して
仕事を休むような
ことは

世の中に謝らなければ
いけないようなこと」と
いう価値観を作り
だしているような気がします。

ですから、私は
今日から勝手に
「自分の家族の
看病を優先しても
誰にも謝らない
キャンペーン」をします。

というほど
我が家の息子たちは
あんまり熱もださないから
仕事の予定を
キャンセルすることは
ほとんどないのですが(^^;

別に今までも
自分優先でしか
仕事なんてしてこなかったけど

針灸院のお客さんには
「自分のことを
優先しなさい」というのに
自分が実行しないのは
おかしいですしね。

あと、前から
ブログで謝る意味が
よく分からないのが

「ブログがなかなか
更新できなくて
スイマセン」

学校の宿題をやらない
子どもの言い訳を
聞いているみたいで…。

起業していて
ブログが大事だと思えば
嫌でも毎日書くと思うし

書かなくても
お客さんが勝手に来てくれて
安定して経営が
なりたっているなら

世の中に謝らなくても
いいんじゃないかと
思うのです。

なんでもかんでも
謝っとけば済む、
というのは
日本人の悪い癖やね。