岐阜県郡上八幡の
助産師＆針灸師の
加藤祐里です。
佐賀県で冷え取りと
マヤ歴を広めている
きららママが
「こむらがえり」に関する記事で
もりのこ針灸院を
紹介してくれました。
きららママはマラソンを
しているので
靴下や肌着に
絹を身に着けると
疲労感が残りにくく
記録も伸びるそうです。
こむらがえりとは
足のつれのこと。
産婦人科で働いているときに
患者さん向けのニュースレターを
作るのに「こむらがえり」
担当だったので
結構、まにあっくに
色々調べたから
すごく自信があります。
病院中の看護師さんに
アンケートまでしたんです。
立ち仕事していて
不規則な生活をしている
看護師さんだから
さぞみなさん困っているかと思いきや、
意外と「妊娠中は
毎晩、足がつって
目が覚めていたけど
今は大丈夫」という人が
多かったです。
ですがひとり強烈な
50代（加齢）の看護師さんがいて
「更年期でピルを飲んでいて
（血栓ができやすくなる）
たばこも吸っていて
（血管が縮む）
夜勤明けで（疲労）
寝ないでパチンコにいくと
（座りっぱなし）
一日中、つりっぱなし」
（命にかかわるので
絶対に真似しないでください）
こむらがえりは
ひとつの要因だけでなく
色々な要因が
重なり合って
起こるようです。
東洋医学では
身体は「気・血・水」から
成り立つとされ
特に血は筋肉に栄養を
送る作用があり
血が不足すると
筋肉のツレ、凝り、
痛み、凝りの原因に
なります。
血は夜間寝ているときに
肝臓に蓄えられ
昼間は全身をめぐって
動いています。
ですから、
「昼間、動いているときは
気にならないけど
夜間の寝返りや
朝起きてすぐ痛い」と
いう症状のほとんどが
血の不足、滞りが
原因です。
妊婦さんのこむらがえりも
同じで、
子宮に血流を
大量に送らねばならないうえに
大きな子宮で
下半身の子宮が
心臓に戻りにくい状態なので
ふくらはぎの血流が
特に滞りやすい
状態になっています。
東洋医学の婦人科に
関係するツボは
足首のまわりにたくさん
集まっています。
足の血流が
そのまま子宮の血流を
反映していると
思っていいです。
脚が何度もつるというのは
同じように子宮にも
血液が上手く行っていないのと
同じ。大きな血管の血流は
途絶えることは滅多に
ないので
いきなり赤ちゃんの心臓が
止まったりするようなことは
ありませんが
毛細血管が死んだような
状態になっているので
もし陣痛がきたら
酸素が隅々まで
行きにくい状態なので
子宮の環境も
悪くなりやすいし
子宮も硬くなりやすいし
冷えで神経も過敏に
なっていると
陣痛を強く感じやすく
なります。
脚が夜中に
何度もつって目が覚める人は
一番、手っ取り早いのが
「足湯」
真面目に一日2回
やったほうがいいです。
寝ているときに
足元に湯たんぽを
2個使いします。
できれば冷え取り用の
靴下もはいてほしいけど
どうしてもはけない人は
ぜめてレギンスと
レッグウォーマーだけでも
しましょう。
電気毛布を一晩中、使うのは
逆に体を乾燥させて
血流を悪化させます。
すべての気・血・水は
食べ物から作られます。
いくら身体にいいものを
食べていても
胃腸の調子が悪ければ
上手く消化・吸収されないため
栄養になりません。
また、これは西洋医学的な
栄養学になりますが
筋肉や細胞を修復するときに
必要なのは酵素（こうそ）です。
酵素には
「消化」（食べたものを
分解する働き）
「代謝」（体に必要な
細胞やエネルギーを
作り出す働き）に
分けられます。
例えば家を建てるときに
材料だけそろえても
大工さんがいないと
家が建たないように
食べものだけで
身体ができるわけでなく
酵素は大工さんのように
食べ物（材料）を加工し
必要な形にする
働きがあります。
生野菜やフルーツ、
発酵食などに
酵素はふんだんに含まれます。
酵素は過熱に
弱いので
調理の仕方にも
影響を受けます。
また、お肉を
パイナップルに漬けると
やわらかくなるように
動物性たんぱく質を
分解する働きも
あるのですが
動物性の食べ物を
とると酵素を大量に
消費するので
「代謝」に使われません。
ですからマラソン大会の
前夜に精がつくようにと
かつ丼とか焼き肉とか
はあんまり良くないです。
（体操の内村選手なんかは
すごく偏食で
チョコバーばっかり食べていたけど
オリンピックで
金メダル取ったりしたから
人によって
パワーフードは違うから
どれが正解かなんて
ないけど）
こむらがえりで
お困りの方、
お待ちしています。
もりのこ針灸院
℡０５７５－６５－２１９０