岐阜県郡上八幡の
助産師&鍼灸師の
加藤祐里です。
もりのこ鍼灸院の
患者さんに心理学科出身の
ママさんがいます。
カウンセリングなどは
本業ではないのですが
子連れで集まって
手づくり味噌を仕込んだり
手仕事の会をよく
企画してくれます。
彼女が言うのは
「マンツーマンの
堅苦しいカウンセリングを
受けるより
女性は集まって
ぺちゃくちゃしゃべる
場所があるだけで
十分、癒される」
しゃべること、
人に会うこと、
話を聴いてもらうこと、だけでも
筋肉も緩みます。
特に女性は
愛情を感じる脳の中枢と
食欲を司る脳の中枢が
隣同士ですから
誰かと話したい、
一緒にいたい、と
寂しさを
食べることで
まぎらわせやすいのです。
だから、本当は
お母さんに甘えたい、
もっと旦那さん
に話を聴いてほしい、
誰かに助けてほしいと
いう想いが
満たされないと
食べることで
満たされようとして
しまいがちです。
特に甘いものは
母乳が甘いように
人が生まれて最初に
感じる味覚です。
「お母さんに甘えたい」という
感情につながります。
小さいころに母親との
関係に問題があったり
仲はよくても
忙しくて頼りにくいとか
母親と言わず
夫や周囲の人間に
自分の気持ちを
素直に表したり
感情を吐き出したり
することを
我慢して生きてきたので
内側にたまった
心の緊張感を
和らげるのに
食べることや
甘いものが
癒しにつながっている
ことがあります。
「甘いものが
どうしてもやめられない」と
もっと自分に
厳しくする前に
ホントは自分は
どうして欲しいのかな…。
一人で何とかしなくてはと
頑張りすぎて
なかったかな。
どうせ言っても無駄だもん、
私の気持ちなんて
誰も興味ないし、
こんな話しても
迷惑だし、と
なんともないふりを
してきた過去は
ありませんか?
今さら人に話して
解決できる問題では
ないけど
自分を受け入れてくれる
心地のよい
仲間や居場所を
自分で見つけていくことを
あきらめないで欲しいです。