自分のお腹の張りに気づきにくい妊婦さん | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&鍼灸師の
加藤祐里です。

妊娠中のお腹の張りに
敏感な人は
張ってきたら
休めばいいのですが

全く張っていることに
気付かない人がいます。

私も長男を妊娠35週の
早産で産んでいるので
全くエラそうなことは
いえないのですが

妊娠中は
全く子宮口が緩んでくることも
お腹が張って
安静を指示されることも
なかったので

突然、破水してしまって
専門家なのに
異常の兆候に気づけなかった
自分を責めました。

自分では何の問題もなく
絶好調だったと
思っていた妊娠期間でしたが
今になって
振り返れば

身体も冷えていましたし、
寝不足と食べ過ぎで
背中がガチガチ、

針灸治療も受けていましたが
理想のお産を叶えると言う
期待とプレッシャーが
強すぎて

自分で身体を
硬くするような
要因を招いていたと思います。

お腹の張りに
気付きにくい人の特徴として

・いつも子宮が硬い人

・子宮以外の他の筋肉や
股関節など全身の筋肉が
硬い人

・子宮感覚の鈍い人
(胎動も感じにくいようです)

があるように
思います。

お腹が冷えて
硬くなっていても
気付いていないんですね。

そこに不快感を感じていない。

妊娠前から
ずっとそうだからというのも
あるし、

妊娠したら
みんなどこか辛いのは
当たり前、

苦しいのを
我慢して
耐えることが
良いお母さんの証だから

我慢するしかないと
思っていると

自分の体調の
気持ち良さの基準が
よく分からなくなっている。

全身の筋肉が緩みにくいのは
睡眠不足や食べ過ぎ、
冷えや心の緊張感など
が考えられます。

たくさん寝る時間は
あって、
食べ物も控えていても

自分自身に
「頑張らないと」
「しっかりしないと」と
プレッシャーを
与えていると
寝ている時も
力が抜けません。

前にもブログに書きましたが

何年も子育てや家事で
誰よりも先に起きて
誰よりも遅く寝ていた
お嫁さんが

もう介護も子育ても
頑張らなくていいのに
不眠症でぐっすり眠れないという方の
カウンセリングをしました。

「自分はゆっくり寝てはいけない」
という暗示をかけ続けていたことに
気付いたことで
眠れるようになった方が
いらっしゃいました。

働くことが好きで
仕事が重労働じゃなかったとしても

朝、決まった時間に起きて
人に気を使って
パソコンで目に刺激を受けて
という段階で
自分では知らない間に
身体は随分、色々な刺激を
受けています。

自分ではストレスを
感じていないという
人のほとんどが

他の人が3くらいの
ストレスを感じて
休んだり、
弱音を吐いたり
辞めたりできるのに

6や8のレベルまで
頑張ることに
美徳を感じている人ほど

知らないうちに
身体も力が入っています。

手を抜くこと
サボることに
罪悪感を感じやすいです。

我慢強い性格と言うのは
裏を返せば
もっと上を目指さないと
いけないとと、
現状の自分を認めることが
苦手、

あきらめが悪いので
こだわりも強くなりがちです。

頑張り屋の人は
それまでの人生で
学校生活や社会に出て

それが自分の
長所でもあったから
悪影響に気づきにくいんです。

ママがうれしいこと、
気持ちがいいこと
楽しいこと、
幸せな気持ちを感じると

子宮も柔らかく
温かくなって
お腹の赤ちゃんの
胎動も動きやすくなります。

自分の身体が緩んだ
感覚が分からない人は

つねに子宮をさわって
お腹の赤ちゃんの動きを
感じて
赤ちゃんから
教えてもらってください。