助産師＆鍼灸師の
加藤祐里です。
逆児の状態は
子宮も張りやすくなります。
当院ではお腹が張っているようなときは
積極的に逆児を
動かすような
治療をするより
まずはお腹が張りやすくなる
生活背景や考え方などを
あらためていただいて
子宮が柔らかく緩んで
お腹に温かさが
戻ってくるように
なったら
自然な赤ちゃんの胎動で
頭位になってくれるように
働きかけます。
時々、遠方から
逆児治療の問い合わせも
いただくのですが
移動で余計に
お腹が張ってきたり
することもありうるので
まずは自宅で
冷え取りや
骨盤高位、
仕事をセーブしたり
夜ぐっすり眠れるように
携帯やパソコンを控えたり
お腹の赤ちゃんに
話しかけて
赤ちゃんがお母さんに
どうしてほしいと
思っているのか
気持ちをくみ取る
努力をしていただいています。
「仕事はそんなに
重労働じゃないし
病院で張り止めの薬を
もらっているから
大丈夫です」と
言われる方がいます。
子宮収縮抑制剤は
サプリメントではない
ですから
副作用だって
それなりにありますから
薬の量を増やすような
ことになる前に
自分の普段のケアでも
お腹の張りを抑えることはできます。
子宮は座っている姿勢では
安静にしているとは
言えません。
特に子宮の出口が
骨盤の一番下にありますから
そこに負担をかけないように
身体を横にしていることが
子宮にとっての安静です。
また、仕事を休んでいる
自分自身を責めていたり
申し訳ないと
罪悪感を抱えている様では
自宅にいても
余計、ストレスで
体調を崩します。
最後まで仕事を
やりきりたい気持ちは
分かりますが
仕事の変わりはいても
お母さんの変わりは
誰もいません。
そこまで、仕事に責任感を
感じている背景は
なんですか？
お金の不安？
自分がいないと
職場の人に迷惑がかかるから？
他の人は
産休直前まで
元気に働いているのに
自分だけ休むのは
申し訳ない気がする？
ただ単に逆子が治らないと
帝王切開になるから
嫌だと言う問題以上に
実は自分とお金の関係や
自己肯定感など
知らず知らずのうちに
自分を追いつめている
「当たり前」だと思っている
価値観が
自分を苦しめている
要因だったりします。
お腹が大きくなってきても
肩こりもないし、
腰も痛くないし
足も浮腫んでないし
足もツラないし
うんちも良く出て
一日中立っていても
お腹も張らない、
２時間位歩きっぱなしでも
平気、
お腹も足もポカポカで
夜もよく眠れて
毎日、笑顔で楽しいことばかり、
人間関係のストレスも
感じないし、
お産や子育てに対して
何の不安や迷いもないという
人であれば
仕事をしていても
支障はないですが
赤ちゃんが逆子になるときは
ママにもっと楽に生きてほしいという
メッセージです。
自分の身体や気持ちが
心地よいことを
選ぶことを
許してあげることが
自分にとって
幸せな子育てをはじめる
準備です。