「子どもは裸足の方が健康にいいんでしょ?」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。

子どもは裸足の方が健康にいいと
昔から言われています。

冷え取り健康法で子どもにも何枚か
靴下をはかせるのはよくないのではないかと
悩まれる親御さんも多いですね?

冷え取り健康法を提唱した
進藤義晴先生の書籍や講演録を読むと

今は日本の社会全体が冷えていると
言っています。

5月くらいから寒いくらいに冷房がかかって
氷の入った水をガブガブ飲んで
アイスやジュースや白砂糖の摂取も多く

学校でも家でもストレスが強く
子どもも大人も頭に血が昇りやすい社会です。

昔は赤ちゃんは大人より平熱も高くて
ポカポカしているのが普通だったけど

今は産むお母さん自身が冷えていて
小さな赤ちゃんの頃から
冷えている子が多いです。

絹の靴下の重ね履きをすることで
「頭寒足熱」のバランスに保って
体の毒だしをする効果があります。

寝入りばなにすごく、ぐずる赤ちゃんに多いのが
頭は熱いのに、足が冷たい子です。

東洋医学的には頭がのぼせて
気のバランスが悪い状態です。
(たいてい、お母さんも足が冷えて
頭でっかちに悩んだり、
不安になるタイプが多いです)

足が冷たいのを気にして
服の枚数を重ねる人が多いのですが

のぼせやすいので
着せると余計、苦痛です。

靴下や腹巻、レギンスを
化繊の入っていない素材に変えて
(赤ちゃん用の冷え取り靴下もあります)

眠いときほど、外を散歩したり
窓を開けて頭を外気にあててあげたほうが
たぶん落ち着くと思います。

もっと大きくなれば
保育園や学校の事情もありますし、
動いていると自然に脱げてしまったり
子どもが脱いでしまうので

一日中靴下を履けなくても
出来るときにできることをすれば
いいと思います。

夜、寝ている時が一番、排毒力が
高まるそうなので
寝ているときは靴下の重ね履きやレギンス、
湯たんぽをして

半身浴や足湯、
おなかをこんにゃく湿布で温めたり
薬にできるだけ頼らずに
自然の排毒力高めて
食事も気をつけていれば
それなりに効果はでてくると思います。

アトピーや、何か気になる症状を
治したいのであれば
やはり昼間でも靴下の枚数を増やして
大きめの靴を買って
本気で取り組んだ方がいいと思います。

人の細胞は3か月で生まれ変わっていると
言われています。
たぶん、赤ちゃんはもっと早いサイクルだと
思いますが

ある一定の期間、徹底して冷え取りすれば
絶対に結果がでてくるので
何年も靴下に頼らないといけない
わけでありません。

靴下を何枚も履いていたら
足裏の感覚が鈍くなるのでは?と
心配される方もいますが

私の経験上、冷えて身体に毒が溜まっている方が
体の感覚が鈍くなると感じます。

50年くらい前の食べ物も地球環境も
汚染されていなくて
衣服も化繊が少なくて
クーラーもなかったような頃は
裸足で問題なかったと思いますが

進藤先生の予想も超える
スピードで社会全体が冷えているので
やはり、今までの常識に縛られていては
身を守れない時代になってきていると思います。

「裸足が健康にいいから
靴下をはくのは正しくない」
というのは○・×で判断している考え方で
世間のものさしだったり
人の基準だったりします。

4歳くらいになると
子ども自身が気持ちがよくて
自分に必要なことを選ぶようになります。

うちの冷え性の長男などは
親に隠れてパンツを2枚履いていた時が
ありました。

逆に着せても着せても脱いだり
とってしまうときは
必要がないからですから

子どもに任せておけばいいと思います。

今日はママが面倒くさいから
足湯もお休みしようかと思っていたら
子どもがバケツを持ってきたとか

大人の方が逆に理屈や思い込み、
忙しいとか面倒くさいとかに
影響されて

自分が気持ちいいからやる、
好きだからやる、
という感覚を忘れやすいように感じます。

でも、何より子どもの冷えをとりたかったら
ママが冷え取りを楽しくやることです。

ママの心が冷えていると
子どもの心も冷えます。

ママが楽しく、ワクワク過ごすこと
これが子どもにとって
一番の冷え取りです。