「生理が重くて、貧血もひどいけど自分さえ我慢すれば誰にも迷惑かけてないし…」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。

ヘモグロビンとは赤血球に含まれる
酸素を運ぶ物質です。

子宮内膜症や子宮筋腫のある方の
なかにはひどい貧血の方も
めづらしくありません。

10年位前は出産時に大量出血をおこして
ヘモグロビンが7g/dlくらいになって
大騒ぎして輸血していた気がするのですが

最近は5g/dlでも
造血剤の注射と内服だけで
様子をみるケースもあるようですね?

女性の場合11g/dlを下回ると
異常と言われていますが
自覚症状がないことが多く、

マラソン選手が高地トレーニングをするように
慢性的に低い状態が続くと
赤血球の数が増えて
摂取能力と供給能力が増すので

信じられないような
数値でも結構平気で過ごしている方はいます。

西洋医学的には
ホルモン剤で生理をとめたり
手術で悪いところをとったり程度しか
対応ができませんし、

自分さえ、痛い、しんどいを
我慢して
生理が終わっていくのを何年か待っていれば
いいのだからと
ごまかし、ごまかしでいる人も
めづらしくありません。

でも、たいていここまで
ひどい人は生理の前後で
気分障害があります。

自分はまわりに気をつかう性質で
なるべく顔に出さないように
言いたいことは我慢して
いい人で振舞っているつもりでしょうが
(実際、ストレスを受けやすいタイプが
多いですね)

まわりの家族や会社の人間は
あなたの生理の前後の
気分の波に多かれ少なかれ
被害を受けています。

東洋医学的には
婦人病があって
毎月、大量の出血をしていて
貧血があるのは「脾虚」といって
胃腸の異常を疑います。

胃腸の状態が悪いと
いくら身体に良いものを食べていても
良質な細胞が作られません。

食事を変えて
冷え取りをして
体内の血液と細胞を
総入れ替えするくらいのつもりで
向き合わないと
勝手によくなるレベルではありません。

江戸時代の観相家(顔占い)の
水野南北
という人が
「食を変えれば運命が変わる」と
言っています。

食べ物は身体だけでなくて
心も作っています。

心が変われば
人間関係も変わります。

従来の病院で指導されるような
カロリー計算重視の栄養指導は
胃腸の弱い人にとっては
食べすぎで逆に胃腸に負担を与えます。

脾虚の人は
身体の浄化を促して
食べ物の気を高めるような
食材選びや調理法を身に着けて

食の‘質’を高めることを
学ぶべきです。

以前からご縁をいただいている
冷え取り料理家の
「心と身体のべっぴんご飯」
加藤敦子先生が
郡上でお料理クラスをはじめられました。



もりのこの患者さんも何人か
参加されています。

郡上では決して安い価格のクラスではないですが
それ以上の情熱で
敦子先生が本当の食を伝えてくださっています。

敦子先生自身が食で健康を取り戻し
年を重ねても挑戦する気持ちを忘れずに
人を幸せにしたい、という喜びに満ちている人生を
実践しています。



何度も言いますが
ひどい貧血を伴うような
婦人病を抱えている人は

病院で薬をもらったり
悪いところだけを手術でとるだけでは
何の解決もできません。

食事も考え方も変えられるのは
自分だけです。