大人も子どもも、ぎっくり腰で寝返りが打てない人も「お腹を温める」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

先日、夫の実家の
となりに住む親せきが
ぎっくり腰で動けなくなって
いるところに遭遇しました。

夫の親戚なので
私もあんまり治療家ヅラしないように
普段はおとなしくしているのですが

私が勧めた針灸院で
治療を受けて
「冷えが原因」と言われたそうで

私にあらためて
冷えと腰痛の関係について
尋ねられました。

聞けばやっぱりいつもシャワーだけで
会社はもちろん、
家でも飼い犬のために
いつもクーラーかけっぱなし。

子どもも独立して
毎晩ご飯を作る必要がないので
たいてい、枝豆・冷奴・そうめん
で冷えたビール。

痛みで座ることも
寝返りをうつことも
できないとのこととだったので

痛みのある腰でなくて
お腹と足の裏に
「こんにゃく湿布」をしました。

背中や肩は
誰かにやってもらわないと
できませんが
お腹を温めるだけなら
5歳児でもできます。

人の身体の7割以上が
水分でできています。

ホッカイロのような乾いた熱を
「乾熱」というのに対し

こんにゃくのように
水分を多く含んだ熱を
「湿熱」といって
身体の奥の方の
臓器や細胞を温めて
毒を出してくれる効果があります。

子どもなどは
お腹が痛いとか
体調の悪いときだけでなくて
なんだかいつもと違って
甘えてきたり、イライラしているときなど
精神的な症状がでているときに
お腹を温めると
身体が楽になります。

こんにゃくだと
熱すぎるようなら
小豆カイロのようなものも
お勧めです。

足の裏には
全身の臓器とつながる
ツボがあるので
足の裏を温めることで
働きかけることもできます。

腰の痛みに限らず、
肩・首・膝・子宮・足のむくみ・
心の問題なども
お腹を温めることで
回復力を高めます。

消化器などの臓器は
副交感神経が司っているので
お腹を温めると
消化機能を高めるだけでなく
心も落ち着かせてくれます。

消化機能が高まると
全身に栄養を送る機能や
細胞を生まれ変わらせる機能も
高めてくれます。

右側の肋骨付近に
肝臓があります。

肝臓は血液をろ過する
臓器ですから、毒がたまりやすいのです。
長い間、お酒や薬を飲み続けている人など
検査データでは異常がなくても
肝臓に負担がかかっています。

<こんにゃく湿布の手順>
①こんにゃくをぐつぐつ
10分くらいゆでます。
(背中もやる人は2枚用意する)

②ゆであがったこんにゃくの
水分をとったら
乾いたタオルでくるみます。

③気になる部分にあてます。
すぐに熱くなるので
冷めてくるまで15分くらい
場所をかえながらあてます。

④水をはったタッパーに
入れておくと
1週間くらいはもちます。

3回位は繰り返して
使えます。

もったいないからと言って
食べないでください。