郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。
「妊娠に気づかずに薬を飲んでしまったけど
赤ちゃんには影響ないかしら?」と
相談を受けたことはありませんか?
妊娠4週~12週の時期は
脳などの中枢神経や心臓や手足、顔などが
形成される時期に
飲んだ薬の影響やレントゲンなどで
赤ちゃんに奇形などの異常をきたす事があります。
妊娠4週以前、
最後の生理が終わって1週間くらいの間に
排卵が起こり、
受精が起こってから、
子宮内膜に着床するまでの間に飲んだ薬の
影響は心配ありません。
また、器官形成期を過ぎてしまえば
奇形の心配はありません。
また、妊娠4~12週以降でも
市販の風邪薬など数日間使用する程度であれば
問題ありません。
母乳をあげているお母さんなどで
できるだけ薬は飲みたくないからと
ひたすら我慢で体調が悪いのを乗り切られて
いらっしゃる方がみえますが、
母親が口にしたものは
胃腸で消化されて
血液に入ってから
母乳に行って、
赤ちゃんのお腹で消化されてから
赤ちゃんの血液に入りますから
相当、濃度が薄くなっています。
それに、赤ちゃんが小児科でもらうような
薬であれば母親が飲んでも問題ないですよね?
ですから、もしお薬を飲んでしまったことを
心配されているようでしたら
飲まれたお薬の名前と時期、使用回数を
産婦人科や薬局に
直接問い合わせていただくことを
お勧めします。