東北大地震から受け取ったメッセージ~迷っている場合じゃない~ | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

整体スクールに通っている最中も
まだ、少し迷いがあったのは事実です。

ふるさと郡上会主催の
郡上拝見ツアーに夫と子どもたちを連れて
参加したりもしましたが

やっぱり夫がまだ煮え切らない。

整体の勉強をしたり
鍼灸院を開業することは良いけど

どうして住み慣れた名古屋を離れてまで

移住する必要があるのかという態度でした。

ですが

2011年3月11日
私たち日本人にとって忘れられない出来事が起こりました。

実際に災害にあわなかった人々も
人それぞれにメッセージを受け取ったと思います。

私は
生きている今、この時間を大切にしたい。

やりたいことを我慢しないで
どんどん始めていかないともったいない、

誰かに遠慮したり
普通はこうする…という意見に従って生き続けていたら
自分が死ぬ瞬間に後悔する

と思いました。

それからはもう堂々と移住の計画に向けて
動き出しました。

いつもなら反対する実家の母も
もちろん最初は大反対でしたが

 いつか子どもが大きくなって
都会で働く必要がなくなって
老後の楽しみに移住するのが理想かもしれないけど

それまでストレスいっぱいで働いて
病気になってからじゃ遅い。

今は幸いなことにお互いの両親も健在だし
介護の心配をしなくていいから
安心して向こうの生活や
自分の仕事に打ち込むことができる。

お母さんもそうだったから分かると思うけど
私は嫁だし、医療の事情も分かっているから
親のそういうことには
一番に動かなきゃいけないって思っているよ。

私たち夫婦だっていつまで生きて
一緒にいられるか分からない。

私たちの年代はお母さん世代と違って
会社だって潰れるし
年金だってあてにできない。

子どもの教育費を考えたら
私だってまた助産師で働きにいかないと
家族が食べていけなくなるかもしれない。

安定してずっと続く未来なんて何もない。

今まだ旦那さんが働くことができて
両親たちも元気な今だから
できることなんだよ。

だったら、動きたい気持ちと
タイミングが良い今、やる必要があるんだ。

私だって両親の仲が悪くて
貧乏だったし
父親不在で育ったけど

それなりにたくましく生きてこれた。

夫とは週末だけ一緒に過ごす形にはなるけど
それは今の名古屋の生活と変わらない。

大事なのは離れていても心のきずなや
相手を思いやって感謝することだと思う


という言葉に一番、納得してくれました。