音楽に合わせた語りを「トーキングブルース」と言うが、その日本の一番有名なトーキングブルースなのは、ダウンタウンの「港のヨーコヨコハマヨコスカ 」ではなかろうか。
サビの「港のヨーコヨコハマヨコスカ」だけがメロディーであとは港のヨーコをさがす過程ででの証言の全部語り。
南佳孝さんのラジオ番組に竜童さんが出演したとき、この「港のヨーコヨコハマヨコスカ」の歌詞をメロディーに載せようとしたら、めちゃくちゃ無理があったので、「じゃあ語ったら」とかみさん(阿木耀子)に相談したか、提案したかでこうなったとのこと。
当時、この歌めちゃくちゃ流行りました。
最後のセリフ、
「あんた、あの娘のなんなのさ」
が流行語になりました。今なら流行語大賞をとっていたかも。
時代がフォークからニューミュージックの過渡期で、段々エレキサウンド、ロックンロールが流行り出したころだったと思う。
また当時、「ローラゲーム」というローラースケートとプロレスをミックスしたようなエンターテイメントが流行っていて、日本のチーム東京ボンバースに佐々木ヨーコと言うアイドル的存在の女性選手がいた。
港のヨーコヨコハマヨコスカといつもこのローラゲームの佐々木ヨーコがダブってしまう。
佐々木ヨーコも髪の長い女性だった。ひょっとしたら阿木耀子は彼女をイメージしたのかもしれない。