Tうの誕生日 | GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

GUILEさんの毎日がBLUES、ちょこっとHARDBOILED 18TH SEASON

EVERDAY I HAVE THE BLUES AND A LITTLE BiT OF HAREBOiLED STYLE.

毎日がブルース、ちょこっとハードボイルド。

もし過去に戻れるならいつに戻りたいか・・・1979年の夏に戻りたい。

Tうこと、Y.Tさんとその頃に知り合った。同じ学校ではなく、隣の市の中学校に彼女は通っていた。塾が一緒だった。

色の浅黒いショートカットの快活な女の子だった。少し受け口で甘えた声で話す。呉服屋の娘さんだった。でも古風な日本的な印象はなかった。

彼女のことが好きだった。あの頃の三倍、四倍近く生きて来たのに、つい昨日のように思い出す。あの頃、彼女に週2、3回会うのが楽しみだった。彼女のおかげで勉強もそれなりに頑張ったし、自転車の二人乗りもできるようになった。

6月17日がその彼女の誕生日。半年ほど彼女はお姉さんだ。
直接言うことはもうないけど、今年も誕生日おめでとう。(若くして亡くなったと聞かされたが、数年前にまだ彼女が生きていると知らされた。)



指に握られたおまえのほほえみ
壁に戻してながめる

M子に出会うまでは、彼女に振られたことをひきづっていた。佳孝さんの「風にさらわれて」みたいな気持ちでいた。この歌を聴いて、今の自分と同じだと思った。(15、6のガキがそんなこと思ってたのは笑えるのだが・・・M子とのはなしもまたその後何年もかけて辛い話があるのだが・・・それは以前にも書いたのでここではもう書かない。)

これから先も、6月17日についてはこの二つのエピソードを秘めて生きていくのだろうと思う。