空に真っ赤な雲の色
玻璃に真っ赤な酒の色
なんでこの身が悲しかろう
空に真っ赤な雲の色
夕焼けを見たら、この詩を思い出す。
北原白秋の詩なんだよね。
そう。
薔薇の木に
薔薇の花咲く
不思議なれど。
この道は
いつか来た道
ああそうだよ
アカシアの花が咲いている
飲み屋で「薔薇」という漢字を書いて、女の子を口説くやつより、気障かも知れないけど、一片の詩を口ずさめる男になりたい。
なんでこの身が悲しかろう・・・
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