イラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」のカセム・ソレイマニ司令官が米軍の空爆で死亡。
報道によると、アメリカ国防総省はトランプ大統領の指示でイランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官へのドローン攻撃を実施した。そして、ソレイマニ司令官が殺害された。
殺害されたソレイマニ司令官について、イラン国内では自分たちの国を過激派組織IS(イスラミックステート)やアルカイダなどテロ組織から守ってきた英雄として扱われていた。イラン国民すると、自分たちを守ってきた人をアメリカが殺したことになり、アメリカを標的とした反撃に出る可能性は非常に高まる。
アメリカとイランの対立は、この1週間で一気に緊迫の度合いを高めていました。
アメリカ軍が展開するイラク北部の基地が30発以上のロケット弾で攻撃され、アメリカ国籍の民間人1人が死亡、アメリカ軍の兵士4人がけがを負いました。
これにより、アメリカ軍はイラクやシリア国内の武器庫や指揮所など5つの拠点を空爆しました。
この攻撃に今度はこの武装組織を支持する民兵らが反発し、先月31日からイラクの首都バグダッドにあるアメリカ大使館の前で激しい抗議デモを仕掛けます。
トランプ大統領は31日、ツイッターで「われわれの施設で死者が出たら、イランが全面的に責任を負う。イランは非常に大きな代償を支払うだろう。これは警告ではなく脅しだ」と投稿しました。
エスパー国防長官は翌2日、記者団に対し「イランやイランが支援する勢力が追加攻撃を計画している可能性を示すいくつかの兆候がある」との見方を明らかにしました。
そして、「もし攻撃の通告や何らかの兆候があれば、アメリカ軍や国民の命を守るため先制攻撃をする」と述べました。
今回の攻撃はその先制攻撃で起きたようです。
<参考>
司令官殺害 イランは報復措置の考え アメリカとの衝突に懸念=NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200103/k10012234571000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003
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