実線は一時前日の高値を上抜けて987.6ドルまで上昇する場面もありましたが、その後は売りが活発となり、200日EMA、前日安値、25日EMAを下抜けて大陰線を形成しました。
ボトムサイクルは24日目です。
日柄が浅いということで下落リスクは払しょくされていなかった状態からの反落
ということで、想定していたことですので、あまり驚くことはないですね。
この下落により、RSIは40%近辺で指数密集圏での推移を継続。平均足は来週陰転する動きです。
1/21安値示現から下降トレンドの直近高値を上抜けてきたことで下降トレンドは終了し、上昇トレンドに変化し始めているため、今回の下落は上昇トレンド初期の調整売りという認識になります。
前回のボトムサイクルは28日をかけて示現しましたので、今回も同じ時間帯を掛けてサイクルを形成する可能性は十分考えられるでしょう。
その想定であれば、残り4営業をかけて下降波を形成することになります。
ここで注意しておきたい点は前回のボトムサイクル終点、つまり今回のボトムサイクルの始まりである2/29安値911.0ドルを維持できるかということです。
上昇トレンドの場合、直近安値を維持し直近高値を上抜ける繰り返しで形成されます。
もし、911.0ドルを下抜ける場合、上昇トレンド継続に疑問が生じます。
つまり、レンジ相場入ったかもしれません。
また、このような場面はエントリーの急所となります。
リスクは中途半端な水準でポジションを取ることです。
急所でエントリーできるならば、リスクは最小限に抑えることができるでしょう。
ここからの時間、注目することは(1)前回のサポート役となった75日EMAを維持できるか、(2)前回の日柄で反転できるか、(3)2/29安値911.0円を維持できる、このことを意識して最良のトレードを試みることでリスクを抑えたトレードが実現できることでしょう。最後に付け加えたいことはリスクを抑えるためのロスカットを必ず設定することです。想定した節目を超えて思惑と反対方向に動き始めた時点でポジション撤退やいままでの分析を改めることです。