東京ガソリンの日中取引は前日比700円高の71490円で引けました。
原油高を映し堅調。
<実線とEMAの分析>
実線は4月11日の下落で75日EMAを維持した後、
翌12日の相場では、70500円と75日EMAを下回っての
スタートとなりました。
ただ、その後は買い優勢の展開となり、
一時71530円まで上昇する場面もあるなど、
押し目買い優勢の展開に終値ベースで75日EMAを死守したカタチです。
<実線と一目均衡表先行スパン雲の分析>
実線は3月15日高値77810円を示現した後、
下降波を形成しており、4月11日の相場で
先行スパン雲上限を下抜けてており、
現状、上昇トレンドを形成する雲中の中で推移しています。
目先は再び雲を上抜けることができれば、
再度、上昇気流に乗る可能性もあるため、
目先の動向には要注目です。
<RSI分析>
RSIは4月10日の相場で下落過熱圏となる20%を割り込み、
翌11日には13.0%まで下落。
しかし、本日12日の相場が上昇したことで
30.6%近辺に上昇しており、
下落過熱圏からの上方離脱となっていることから、
下値達成から反転上昇を暗示するカタチとなっています。
<実線とRSIの分析>
実線が75日EMAを維持したことや、
RSIが下落過熱圏から上方離脱したことを
考慮すると、目先の上昇期待が高まっています。
仮に、実線が安値を下抜ける下落となる場合、
RSIは下落過熱圏から浮上しただけに逆行現象を演じる可能性もあり、
いずれにしても、近い将来、
上昇波を形成する可能性が高まっています。
<タイムサイクル分析>
タイムサイクルは、昨年11月21日から形成するボトムサイクルが49本、
今回2月2日から形成するボトムサイクルが
4月11日で同49本となっており、
実線が75日EMAをサポートに下げ止まったことを考慮すると、
新しいボトムサイクルがスタートする可能性が高まっています。
サポートラインを下抜けない限りは、
新しいサイクル形成が予想されるため、
目先は上値試しの期待が高まります。
<ローソク足の形状分析>
実線は本日の陽線で5日連続して形成した陰線に
歯止めをつけたカタチです。
週末13日の終値で71510円を上抜ける場合は、
買いサイン点滅となるため、週末の相場に要注目です。
<一目均衡表の値幅観測論>
3月19日高値からなる下降波のN計算値が70850円となる中、
昨日の終値が70820円を示現し、本日の反発により、
N計算値の目標値達成から上昇期待が高まってきました。
<レジスタンス・サポート分析>
レジスタンスライン:74500円 ※4月4日終値
サポートライン:70820円 ※4月11日終値
<酒田五法>
現状、目立った形状は現れていません。
≪売買方針≫
現状は売り方針継続ですが、
明日13日の終値で71510円を上抜ける場合は
途転買い方針に変化します。