★19日の海外相場&変動要因
●NY原油
11月物は前営業日終値比2.23ドル安の86.11ドル。
石油在庫減が買い材料となり一時買われたものの、
その後は欧米の景気先行き不安などで反落。
◎米EIA週間石油在庫統計〔10月19日米エネルギー情報局発表〕
単位:100万バレル、原油は戦略石油備蓄を除く
10月7日 10月14日 昨年同期
原 油 337.6 332.9 361.2
●NYゴールド
12月物は前営業日終値比5.80ドル安の1647.00ドル。
対ユーロでのドル堅調や米株価の軟調な動きに連れて3日続落となった。
独仏両国が欧州金融安定化基金(EFSF)の融資能力増強で合意した
との前日の英紙報道を背景に、欧州の債務危機対策が進展するとの
期待感からユーロが対円、対ドルともに堅調に推移していたものの、
欧州当局者から英紙報道を否定する発言が相次いだことで
週末の会合の行方に改めて警戒感が広がり、ユーロは主要通貨に対して
急速に値を消している。
●シカゴ大豆
11月きりは前営業日終値比25.75セント安の1225.00セント。
大豆を買ってトウモロコシを売るスプレッド取引を巻き戻して利益を
確定する動きが強まり3営業日続落。
●シカゴコーン
12月きりは前営業日終値比5.50セント安の638.50セント。
世界経済見通しへの懸念背景に原油や株式相場が一時下落したことを受けて反落。
気象予報会社によると、週央の降雨で米中西部東域での収穫ペースが遅れる一方、
西域では乾燥した天候が急速な収穫に寄与しているとのこと。
●NYダウ
前営業日終値比2.43ドル安の1万1504.62ドル。
米連邦準備制度理事会(FRB)の地区連銀景況報告(ベージュブック)で
米景気への慎重な見方が示されたことをきっかけに、
投資家のリスク回避の動きが強まり反落。
●為替
ドル円:76.82円近辺
ユーロ円:105.76円近辺
ユーロドル:1.3768ドル近辺
豪ドル円:78.65円近辺
ポンド円:121.20円近辺