宮城県仙台市とその近辺を中心に活動
している、家庭教師のんのんです。
勉強を教えるだけではなく、その子の心の
支えになれるような
教師を目指しています✨
こんばんは!家庭教師の、のんのんです
新年度がスタートし、疲れが出ている子達も多く見受けられます。その中でも、少しずつ授業がスタートする時期でもあります。
今日は皆さんが悩みがちな数学の計算ミスを減らす方法について、私の方からアドバイスできればと思います
もし数学の計算ミス、ケアレスミスに悩んでいる息子さん、娘さんがいらっしゃいましたら、ぜひ伝えてあげたらうれしいです。
結論から言うと、計算ミスをいつでもどこでも、0%にすることは至難の業です。
確かに暗算を日ごろから心がけて、数値を覚える方法はあるかもしれません。
これは確かにその子の性格によっては良い結果になることもありますが、特に高校数学や大学受験レベルになってくると、それでも太刀打ちできないことがあります。
大人から見てみれば、「なんでここ間違えたの!?もったいない」「どう考えればここの符号を見間違えるんだ!」…などなど、いろいろ言いたいことがあると思います。
しかし、本人たちにとっては緊張感の中で解いている試験中はいたって自分なりに頑張って解いているので、自分でもなぜその答えを書いたのか、うまく説明できないことが多いのです。
「ケアレスミスを0にしよう」と考えると、緊張の中で頑張っている本人たちにとっては苦しく感じてしまうことがあります。
どちらかというと、「計算ミスを極力減らす」方法を実践していった方が、最終的にもったいないミスが減るのではないかと考えます。
そこで私が考える「計算ミスを減らす対応策」は次の3つです。
①「自分は計算ミスをする人間である」ことを自覚し、諦めずに何度も確認する
②自分が何のミスをしやすいのかを日ごろから観察する
③(※80点以上コンスタントに取れる子向け)
「理論的にこの答えでおかしくないか?」を再確認する
①②はありがちなアドバイスかもしれませんが、本当に本当にとても大切です。
「自分は数学が得意だから大丈夫」「3回も見直したから大丈夫」…意外にこの思い込みで、自分が書いたケアレスミスを見破れなかったりもするのです。
「自分はケアレスミスをしやすい人間である」ことを自覚し、最後まで「大丈夫」と思い込まずに確認することが大切です。
これは私が実際にあったエピソードなのですが、、問題文では(a+b)と書かれているのに、途中計算で(b+c)と書いてしまい、その後の計算が全部パーになったことがあります……(しかも高校数学の記述式の長いやつ・・・)
あきらかに違うアルファベットなので気づきそうなのに、3回以上見ても気づけなかったのは、「まさかここで書き間違えるはずがない」という思い込みがあったからかもしれません。
思い込みは怖いです。「まさかここでミスはないだろう」という思い込みを無くすことが大事だと感じた瞬間でした。
また、日ごろの勉強で自分のミスを観察するのもとても大切です。
「ー(マイナス)を見落としていた」「分数の約分で6の段になると間違えてしまう」など、ケアレスミスをしたたびに、ミスした原因を問題の横に書いておくのも良い対策になります。
また自分で気づけなければ、家庭教師、塾の先生に自分がやりがちなミスを聞いたり、全体的な中高生がしやすいミスを聞いたりしてみるのも良いでしょう。
日ごろの勉強でしがちなミスは、テスト本番でもやってしまう確率が大きくなるでしょう。自己分析を忘れないことも大事です。
また、最後は数学のテスト80点以上をコンスタントに取れる子向けなのですが、「この答えは理論的におかしくないか?」ということを考えるのも一つの手です。
(※「理論的に」というところがポイントなので、数学が苦手な子、テストで80点を下回ることがある子達は①②だけをまず気を付けたほうがいいです。)
理論的って何なの?という話ですが、
例えば三平方の定理の問題なら、斜辺の値は他の2辺の長さよりも大きくなるはずです。
そのため、斜辺が9cmなのに、一方の辺で10cmという答えが出たら、その答えは間違いということが判断できます。
また中3以降の話ですが、√の数の大きさもきちんと把握しておくことで、自分の書いた問題が間違いかも…と判断できることがあります。(意外にここの部分も見破れない中高生が多いです。)
例えば、問題文の内容から明らかに答えは「3より小さい」ということが判断できたとして、仮に√13という答えを書いたら×になります。(√13は3から4の間の数になります)
このように想像上で「この問題は分数になっちゃったから間違っている」「この答えはなんか不安」という理由だけで怪しむのではなく、定期テスト90点以上をコンスタントに取りたい子は、「ここの問題はどの範囲の数字が答えになるだろうか」ということも意識しながら、見直しをすると良いでしょう。
特に高校生は、たくさん複雑な計算がたくさん出てきます。最初はなかなか自分だけで理論的な疑いをかけることは難しいかもしれませんが、そのような視点でチェックもできるようになると、かなり正答率が上がるのではないかと思います。
できる子はぜひやってみてください
もし参考になる部分がありましたら幸いです
最近はだいぶ暖かいですが、夜になると冷える日もあります体調管理、お互い気を付けていきましょう