2018年度版・新外国人選手評価(セ・リーグ) | 激辛ますたぁ道

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新外国人選手評価2018年度版、こちらはセ・リーグとなります

 

評価方法等については説明・過去の記事をご覧ください

 

 

 

広島東洋カープ

 

レオネル・カンポス 契約金25万ドル+年俸40万ドル+出来高 ★☆

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B(速い)

コントロールD-(かなり悪い)

実績D(ない)

近年成績C(年度ごとにムラがあり)

年俸C(妥当)

 

平均球速150キロ程度の豪腕系中継ぎ。カープお得意のノーコン豪腕系投手。ただ高身長は微妙に踏襲されず188㎝止まりとなっている。マイナーでの成績は年度ごとにムラはあるが奪三振率は総じて優秀。とにかく欠点はコントロールで矯正をしない限り無理な非常に問題のある領域。変化球に難ありの投手は数多くいるがストレートのコントロールもままならないレベル。数字上と分布を見てもいくら矯正能力が優秀なカープコーチ陣とはいえ時間がかかりそうな感じ。さらに変化球がスライダーしかなくこのスライダはかなり優秀なのだがそれを活かすためにもう一つ球種を増やしたい。チェンジアップも持ち合わせているがコントロールも質も現時点では使い物にならないレベルではどうしようもない。動画やスタッツ上だとギルメット(元ヤクルト)の球速を増してコントロールを悪くした感じ。投球フォームからも打ちにくそうな感はあり初見は通じるが見極められだすとコントロール面と引き出しの少なさがどうか。カープだとサファテやミコライオ・シュルツなどコントロールに難あり選手を矯正して使い物にしてきたがカンポスについても同様タイプ。ジャクソンのように来日前からある程度完成されたタイプとは異なる宝くじタイプ。構想はわかりかねるが2軍で矯正次第の素材型か。

 

 

阪神タイガース

 

ディエゴ・モレノ 5700万円 ★★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B+(速い)

コントロールC(普通)

実績D(ない)

近年成績C(ムラがある)

年俸C(妥当)

 

平均球速153キロ程度の豪腕系投手。選手タイプ的に中継ぎで地位的にもマテオ・ドリスがいるためまずは控えと思われる。よって出番のほうはあまり期待できないかもしれない。昨年は防御率0.73と優秀も12回1/3イニングしか投げていないので参考外。昨年も故障した形跡がありまた過去を見ても故障が多い選手で少なくとも良い傾向ではない。過去を見ても中継ぎとしては登板回数も投球回数も微妙で1年フルに働けるかという面ではかなり疑問。根性論金本の下ではなおさら心配。投げ方も未完成感が強くゆえに故障しやすいのかもしれない。どちらかというと変化球の質と数のほうに問題がありそうでストレート主体の投球となると思われる。コントロールは普通だが大雑把でコマンド能力は感じられない。150キロ以上をコンスタントに投げコントロールも致命的な欠陥までは見られないので化ける可能性は十分にあると思われるがやはり控えの環境と故障が心配される。素材としては魅力はあると思われ保険としては十分理解できる補強ではある。

 

 

ウィリン・ロサリオ(ロザリオ) 3億4000万円 ★★★

 

選手タイプ 中長距離打者

 

ミート力C(普通)

長打力B-(ややある)

守備力D-(かなり下手)

実績B(十分)

近年成績B+(韓国では優秀)

年俸D(割高)

 

今年の目玉の一人ロサリオ。英語圏ではロザリオ・スペイン語圏ではロサリオないしロサーリオか。この選手については評価が難しい。理由は韓国経由でありアメリカとのレベルと成績の乖離が非常に大きく参考にならないため。基本的にはアメリカ時代はコロラド在籍ということで長打力は割引が必須。一応フリースインガーで積極的なタイプの数字が出ている。コンタクトの能力についてはまあまあではあるが良くもない。球種別ではストレートに強く変化球に弱いタイプ。ただし致命的なレベルまでの欠点ではないので全くダメとまでは言えない。守備については守れるだけ。キャッチャーとしては失格の領域。特にフィールディングのほうがまず無理。基本的にファーストが予想されるが守備範囲には期待しないほうが良い。晩年の阿部(巨人)くらいを想像。マイナー経験も少なくエリートで大物に入るのは間違いないのだが年俸はやや無理をした感。不安要素としては外国人軽視・高圧的な金本監督と成績に厳しいファン・マスコミそして打者不利な甲子園というところか。比較対象が少ないのだが、打率は.250~270ホームランは20本前後までの期待値は十分あるとみている。韓国での数字は勘案しないが守備以外で致命的欠陥は特になくそれなりの成績は残せると思っているので不振の時期があっても長い目で見てもらいたい。

 

 

呂彦青 800万円 評価外

 

台湾の選手ゆえ当方の専門外であり評価の対象とはなりません

 

 

横浜DeNAベイスターズ

 

ネフタリ・ソト 3500万円 ★☆

 

選手タイプ 中長距離打者

 

ミート力D(ない)

長打力B-(普通)

守備力C-(やや悪い)

実績D(ほぼなし)

近年成績D(低迷中)

年俸C-(妥当)

 

中長距離打者の範疇。シーズン30本塁打を打った記録も残っているが初期の下部組織なので詳細はわからず。近年は成績が低迷していて劣化傾向がみられる。AAとAAAのエスカレーターでは日本に来る選手としては当然下位に属する。その分年俸も控えめで主力として獲得したのではなくロペスのサブ目的・保険と思われる。守備についても本職はファーストでありサードは論外、外野も守れるようだが守れるだけか。ロペスがいる限りコンバート前提となる。打つほうに関しては長打力は見られるのだがやはりコンタクトの能力に欠ける部分があり打率面では期待薄。ただしそれなりの成績は残し続けているので致命的までとは言えない。大雑把な予測として.フル出場換算で.220 20HRぐらい打てるならば十分なのかはファン次第。打率面で.250を超えるような可能性は低いと思われるので活躍を期待するならばホームランのほうか。ベイスターズの編成はわかりかねるが期待はせず当たれば儲けもの程度で見ているといいかもしれない。そう考えると機械的に判断している部分もあるのでどうしても評価は低くなってしまうのだが、まあアリなのかもとみている。

 

 

 

読売ジャイアンツ

 

テイラー・ヤングマン(ユングマン) 7500万円 ★★

 

選手タイプ 技巧派・先発

 

球速C(普通)

コントロールD(悪い)

実績C(それなりにある)

近年成績C(昨年の成績は優秀)

年俸C(妥当)

 

平均球速146キロ程度の投手。名前表記はヤングマンのようだがスペルがJungmannゆえ普通に考えればユングマンのほうが自然ではある。この辺はマスコミ媒体に任せる。タイプ的にはキレの鋭いカーブが主体となっているため技巧派に分類するが球種が少なく中間のタイプともいえる。昨年はPCLで9勝2敗防御率2.59と優秀な成績を残したが90イニング程度で信頼できるものでない。過去の成績を見ても去年が出来すぎな傾向で鵜呑みできない感じ。この選手の特色としてはカーブが非常に有効となっていること。そしてこのカーブが逆に欠点ともなっていること。キレがあるためか非常にコントロールが悪く分布も相当酷い。さすがに矯正をしないと無理な領域かと思われる。ストレートのほうもコントロールに問題はあるのだがまだマシなほう。ストレートの質はあまり良くないのでカーブは狙い球から捨ててストライクゾーンのストレート待ちをすれば事足りる。また映像ではクイックをしていないのかできないのか気になる点が見られる。動きが遅くもっさりとしている不器用な選手のイメージ。上記のように欠点・矯正すべきところが確実にあるので個人的には開幕2軍で豊田氏の指導で矯正・修正を図ってもらいたい。ジャイアンツのチーム構想上投手枠は2枠と思われマシソン・カミネロと実績のある選手がいるため競争に勝たなければならない。チームの優先度次第だがハードルはなかなか高いとみる。

 

 

中日ドラゴンズ

 

スティーブン・モヤ 5000万円+出来高 ★☆

 

選手タイプ 中長距離打者

 

ミート力E(まるでない)

長打力B(ある)

守備力C-(やや悪い)

実績D(ほぼなし)

近年成績D停滞状態)

年俸D(割高)

 

長打力に魅力がある打者。というか数字だけではそれくらいしか見つけることができないくらいとにかく微妙な選手。スタッツを見る限り「雑」の一言。大雑把・粗さが非常に目立つ選手。獲得目的が分かりかねるが他球団であればまず主軸としては獲得しないであろうし敬遠されるであろうレベルでテスト生・育成目的が妥当かと思われる。さすがに前任者のゲレーロと比較するには実績も才能も遠く及ばなく失礼。活躍する可能性があるとすれば先に書いた通り長打力。PCLではなくILで20本打てる長打力ならば日本でもそれ相応の本数は打てそう。ただしコンタクトの能力が皆無なうえに出塁率の貢献度もゼロないしそれ以下に等しく打率に望むべく物はない。フル出場換算で打率.200・20HRで大成功というのならば可能性がないわけではないが、相当の宝くじという印象はぬぐえない。ドラゴンズは例年独自路線を取っているがスカウトの目が優秀なのかただのガラクタ集めなのか。このレベルでは余程の戦力不足か宝くじに当たらない限り1軍で見ることはなさそうな感じなので興味もわかない選手ではある。彼を本気で獲得したならばスカウトの進退も気にしたほうがいよいくらいの意味不明な補強。

 

 

ソイロ・アルモンテ 5000万円+出来高 ★☆

 

選手タイプ 中距離打者

 

ミート力D(ない)

長打力B-(まあまあある)

守備力C-(やや悪い)

実績D(ほぼなし)

近年成績C(メキシカンリーグゆえ過信できず)

年俸C-(やや割高)

 

データ的にはモヤが相当雑な選手なのでどちらかと聞かれればこちらがドラゴンズの本命となる可能性が高いと思われる選手。ただし他球団を見渡す限り今年のドラゴンズの野手補強についてはかなり微妙と言わざるを得ない。それなりに長打力がある選手ではあるがコンタクトの能力に欠け打率を残すには厳しいレベルとみる。2016年以降アメリカでは通用せずメキシカンリーグへ都落ち。レベルの低いメキシカンリーグなので2017年は.355と好成績。ただ同じ17年メキシコで.385だった日本ハムのドレイクが日本では.237に終わっているので過度な期待は禁物。ドラゴンズで言えばセサルがメキシカンリーグで.380だったのに翌年日本では.215で終わっている。韓国同様数字の鵜呑みはしない。スタッツ全般粗くこちらも希望は持ちにくいレベル。モヤと同じく宝くじだがこちらのほうがまだ可能性はあると思われる。ただ大化けを期待するというのは困難でそれなりに使えるかもという意味での期待をする程度。いずれにせよ期待値の低い宝くじ2つに頼らないといけないドラゴンズの補強・スカウト・フロントについては疑問と不信感が強い。新外国人選手の成績次第ではスカウトの刷新もチーム補強の一つとお薦めしておく。どちらか1人でも1軍にいれば十分という印象。

 

 

オネルキ・ガルシア 5000万円+出来高 ★☆

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B(速い)

コントロールD-(かなり悪い)

実績D(ない)

近年成績D(魅力なし)

年俸D(割高)

 

平均球速150キロの投手。スタッツ上選手タイプ設定すら困難である謎の選手。マイナーでは基本中継ぎだったようだが、去年は先発も経験。実績面で多い中継ぎとタイプ評価する。また豪腕でもなくかといって技巧派でもない微妙なスタッツが並ぶ選手。球種が少ないことと150キロを投げられるスペックから豪腕としているが参考程度で。とにかく過去のスタッツ上では何の魅力もないというかわからない。成績的なものもよくわからず2016年メキシコに都落ちしたかと思えば翌年PCLに復帰。ただ成績的には7勝も内容はないようで魅力はない。その割に年俸も高く獲得目的が意味不明。一応先発前提で評価するがストレートの質も悪くコントロールはもっと酷く矯正は困難なレベルの領域。まず問題になる数字でずっと付きまといそう。被打率も高く・コントロールも悪く・奪三振率も微妙と褒める部分を探したが見つからない。個人的には記憶になく十分謎の選手領域ゆえ評価も難しいし活躍の予測も困難。ただ普通に考えれば他球団が新外国人選手として取るようなレベルではないと思われるゆえそれ相応の評価とする。成績問わず1軍にいれば十分だと思われる。

 

 

ディロン・ジー 1億5000万円+出来高 ★★☆

 

選手タイプ 技巧派・先発

 

球速C(普通)

コントロールB(良い)

実績B(十分)

近年成績D(劣化が進んでいる)

年俸C(妥当)

 

今年ドラゴンズの補強の本命。4人獲得しているが3人は客観的に見れば正直多くを期待できるレベルにはないのでジーが活躍できなければ相当厳しい。平均球速145キロ程度の技巧派。とにかく打たせて取るタイプである程度打たれるのは確実であり仕方ない。過去来日した投手を見ても珍しいくらいに球種が多くスライダー・シンカー・チェンジアップ・カーブを投げ分けすべてにおいてコントロール分布に若干の差異はあれど特段問題なく投球率もそれぞれ1割を超え満遍なく使い分けているかなり特殊な選手。その自信からとストレートが欠点となっているためか基本は変化球主体の組み立てとなっている。この場合に気になるのは捕手の能力も関わりそう。ドラゴンズの弱点の一つがキャッチャーだけに心配ではある。球質に誇れるほどのものはないが問題もなく完成度がかなり高い。ゆえに逆にもう伸びしろは考えられずアメリカでは劣化傾向がみられてきているのでその劣化が日本でどうなるかが気になるところ。平均球速が145キロ程度で日本に来ると140キロ超える程度まで落ちる可能性もありまたそのストレートが弱点ゆえに狙われる可能性も大きい。またコンタクトの能力においては日本人選手は比較的優秀でありこちらも不安材料ではある。期待値は十分にありもう完成されているので全く使えないという可能性は低いと思われるが仮に初期から使えなかった場合には復活する可能性もなさそう。欠点がないのが欠点。完成されすぎて伸びしろがもうないのも欠点。劣化には逆らえなさそうにないのも欠点。よって劣化してなお残された現時点での彼の能力次第かと思われる。評価はさほどではないが当方注目している選手の一人。

 

 

 

東京ヤクルトスワローズ

 

マット・カラシティ 年俸70万ドル+出来高 ★☆

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B(速い)

コントロールD(悪い)

実績D(ない)

近年成績C-(普通)

年俸C-(やや割高)

 

平均球速152キロ程度の豪腕系。先発についてはマイナーですら散々な成績でわずか2年で見限られているので無理。本職である中継ぎ・抑えとなる模様。マイナーでの成績はまあまあ。奪三振率は良いがそのほかの指標は気になる。奪三振率は高くスプリット・シンカーなどキレは優れているのだが、いかんせんコントロールがままならずコマンド能力も見られない。このコントロールの修正は分布を見ても難しいと思われるうえに近年矯正能力が12球団最低のスワローズということを考えると楽観はできない。過去ノーコン豪腕系の投手を矯正し活躍させた成功例の記憶もほぼないくらいの無能コーチ陣。分布を見る限り数字以上に苦労しそうな感じ。また変化球のキレに対しストレートの質が非常に悪くこちらも矯正が必須なレベル。数字を見る限り抑えは厳しく中継ぎのほうを推奨する。また映像上ではクイックが甘くできていない。こちらも同様に矯正すべき点として挙げておく。イメージ的には劇場型で安定感のないタイプの投手と思われ、期待値もそれを覚悟したほうが良いか。去年喧嘩別れをしたと報道されたルーキと比較してもシーズンを通すと彼を上回る期待値を出すのは相当微妙。ルーキ以上の補強かといわれると疑問符で代替も怪しいレベル。決して魅力がないわけではなく仮に他球団カープ・ジャイアンンツ・タイガース辺りで2軍での育成ならば矯正・改造で大化けに期待を持てるかもという素材型の印象。27歳シーズンという若さもありまだ完成途上・中途半端な感があるだけにスワローズというのがかなりもったいない。

 

 

デビッド・ハフ 年俸130万ドル+出来高 ★★

 

選手タイプ 技巧派・先発

 

球速C+(やや速い)

コントロールB(良い)

実績C+(ややある)

近年成績B-(韓国では活躍もアメリカではもう無理)

年俸C-(やや割高)

 

平均球速147キロ程度の技巧派投手。この選手については評価が難しいということを先に記しておきます。理由については韓国KBOを経由しているからであり当方はアメリカでの成績を主体に判断するタイプゆえ乖離が大きすぎて判断が困難なことにご理解を。2016年シーズンにスワローズ獲得報道がありながら話がまとまらず結局アメリカでプレー。2015年以降アメリカではもう通用しなくなり下り坂。2016年シーズン途中から韓国に行き先発で結果を残す。韓国KBOのレベルの低さがあるので見かけの数字だけで判断材料として採用せず。アメリカ時代からコントロールには問題なく日本でも特に問題になるレベルではないと推測される。球種を見ても優れたものはないが致命的欠陥も見当たらず。ただコンタクトされやすい球で打たれることはある程度覚悟のうえで。エース級の数字を望むタイプの投手ではない。似通ったスタッツでイメージするならば去年のブキャナン・石川という感。期待値もその近辺か。ただしアメリカでは劣化が酷く晩年はマイナーでも中継ぎに回っていたり、韓国でも2年間で13勝6敗と近年シーズンを通しての活躍ができていないと不安点が見られる。ブキャナンは去年かなり出来過ぎのデータが残っているのと彼はスタミナに問題ない先発専門だったからというのもあるがハフは短いイニングが多くなっていた上にアメリカ時代の先発データを見ても投球数が比較的少なめでスタミナ面でも不安が残る。データ的にはまとまっていて補強としてはアリとして十分理解できるのだが近況不安点が多くポジティブ要素を見つけにくい感。ただ試合を壊すタイプではなく8勝8敗タイプで先発ローテーションを回せれば十分だと思う。カラシティが微妙な感があるので彼が使えなかった場合ハフには晩年主流だった中継ぎさらに制球力から抑えもおすすめはしておく。