后海(hou4 hai3)へ行きました。
創さんの会社の中国人同僚が、
「あそこのジャズを聴かせたい。ドラムは日本人なんだよ」
と私たちを連れて行ってくれたのです。
后海は湖の周りにバーが軒を連ねる「酒吧街(バーストリート)」として有名。
昨日は土曜の夜ということで、通りは人でいっぱい。
クラブ(ディスコと呼ぶほうが正しいかも)の客引きも多く、
大変なにぎわいを見せていました。

そんな熱気あふれる雰囲気の中、
ライブハウス「東岸」は湖の東に静かにたたずんでいました。
木造の急な階段をキシキシ言わせながら上り、
入口の赤いビロード布をめくると、そこはもうジャズの世界。
舞台にはサックス、ベース、ピアノ、ドラムの4人。
目の前に広がるジャズの世界に、私は少々興奮ぎみ。
席に座り(最初は席が空くまで立っていた)、演奏を聴いていました。
そして、途中でベースのソロになりました。
ピアノはいつ入ろうかとタイミングを狙いながら、時々音を重ねています。
そしていつしか自然と入りこみ、その後にドラム、サックスが入ってきました。
ドラムの方が日本人だと思うと、私はうれしくなるのでした。
みなさん、アドリブで演奏しているのがすごいです。
自由度が高い、生きた音楽だと思いました。
ジャズのことはよく分からない私でも愉しめました。
お酒に酔いながら聴く生演奏は、とても心地いいものです。
時々、生演奏を聴きに出かけるのもいいなと思った夜でした。