「アレナ・メヒコ」でルチャリブレ観戦 | プリンシペ・オリエンタルのブログ

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誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

メキシコ・シティに着いてきょうで5日目。


その間に何をしていたかは言うまでもなく、毎度のルチャリブレ観戦を中心とした「ルチャ漬け」だった。


金曜日は「アレナ・メヒコ」に行った。


昼前に会場に行き、チケットを買った。


会場前にいるダフ屋のお兄さんは「チケットは売り切れだ」などと平気で言ってくるが、「ああ、そうですか」とリアクションしておく。


窓口で問題なく買えた。


リングサイド3列目の席。


550ペソ、5千円弱だ。




会場近くには歩道を塞いでこんなトンネル?(建物)があった。


このときは閉まっていて中を通れなかったが、試合後には開いていて通れた。


中は人気選手のグッズを販売するブースがいくつかあり、選手本人がそこでサインや記念写真撮影に応じていた。




宿泊しているホテルは会場から歩いて15分とかからない場所にある。


公園を散策したりしてから、いったんホテルに戻った。


ホテル内のカフェで軽く1杯(のつもりが2杯)。


結局、この日はこれが昼食兼夕食となった。


日本を発ってまだ3日。


若干の時差ボケと昼間のセルベッサ(ビール)が効いて、その後2時間ほどシエスタ(昼寝)をした。




試合開始は20時30分。


19時を回ってから部屋を出た。


今回、初めてUber(ウーべル)に登録して、利用してみた。


メキシコ在住の知人から以前、現地の人たちは今ではタクシーではなくUberを利用していて便利だと聞いていたからだ。


歩いてもよかったのだが、試合終了後の帰りが夜遅くなることから、帰りに利用するための予行練習を往路でやっておきたかったのだ。


スマホから手配し、数分で車が現れる。


行き先がアレナ・メヒコだと運転手のおじさんはわかっているので「ルチャか?」と話しかけてきた。


友人でルチャドール(ルチャリブレの選手)がいるのだと言っていた。


また、自分が宿泊しているホテルにはルチャドールもよく泊まっているのだともおしえてくれた。




一方通行や渋滞もあったが、タクシーと違って料金の心配をしなくてよいのがいい。


無事に到着した。


周辺は昼間とは違って大賑わいだ。


いくつもの露店が出ており、お祭り騒ぎの様相である。


メキシコに来た!と実感できる風景だ。


会場前には警察官がズラリと並んでいる。


ボディーチェックを受けてから会場に入る。


席案内のおじさんからプログラムをもらって席まで案内してもらう。

(画像は後日撮影)


ところが、自分の座席も含めた3席にはすでに先客の姿がある。


前日にメキシコ・シティへのアエロメヒコ機内でも自席を占拠された苦い経験があるので、またか、と思う。


メキシコでは座席運がないらしい。




先客に声をかける。


2人の子どもを連れた父親のようだ。


本来は前の2列目の座席なのだが、小さな子どもがいるので後ろに座りたいから前にどうぞ、と言う。


ちょうどリングのコーナーに近い一角で、2列目の前に席はないので実質最前列。


悪い話ではないので前に座らせてもらった。




ちなみに、席案内のおじさんへのチップは必須。


渡さない客には容赦なくチップを要求してくる。




席からの眺めはこんなカンジだ。


振り返るとこんなカンジ。


この階段から選手たちが入場してくる、いわば花道である。




リング近くにいるので、何人かの客からスマホでの記念撮影のボタン押しを頼まれて応じる。


「あなたも撮りますよ」と言ってくれた人がいたので、記念に撮ってもらった。


セルベッサを呑んで準備完了。


ちなみに120ペソ、約1,080円と高価!




次第に客が増え、20時30分ちょうどに試合が始まった。


チケットには撮影禁止と書かれているが、実際には皆スマホで撮影しまくりで黙認されているようだ。


少しでも雰囲気が伝われば。






すべての試合が終わったのは22時40分過ぎだった。


会場の外は観客であふれており、車など通れない状況だった。


離れて落ち着いた場所からUberを呼ぼうと歩き出す。


そのうち、車を呼んで待つくらいなら歩いて帰ったほうが早いな、と方針を変える。


23時になろうかという時間だが、大通りに出れば公園や地下鉄駅周辺ではまだ屋台が営業していた。


店の灯りが頼もしい。


物騒な感はまったくなく、23時頃にはホテルに帰れた。




翌朝、ホテルで朝食をとっていたときのこと。


見るからに一般人の身体つきではない客が後から入ってきた。


左膝にはテーピングをしていた。


そういえば前夜、かなり膝を痛打していた覆面ルチャドールがいた。


Uberのおじさんの話を思い出した。