昨夜は千葉県富津市の「いとや旅館」で一夜を過ごした。
最近までまったく興味がなかった千葉県の宿だが、探せば良さげなところがたくさんあることを知った。
今回は楽天トラベルで見つけて気になったので行ってみたのだ。
ちなみに1泊2食付8,470円である。
成田市から100km弱、クルマで1時間半ほどで着いた。
先週は館山市の「幸田旅館」を訪れたが、途中まではまったく同じルートだった。
16時半頃に到着。
「本日休業」らしい。
割烹としては毎月第3水曜日が定休日だと予備知識として承知済みである。
駐車場から正面玄関へと歩く。
こちらから入る(画像は出発時に撮影)。
6畳間だ。
廊下からいきなり部屋に入る造りだった。
内鍵のみで、外から鍵はかけられない。
神経質な方には厳しいかもしれない。
宿帳に記帳する。
備考欄には好きな漢字2文字までを書くように言われた。
お土産として書にしてくれるらしい。
いざ言われても、すぐには浮かばないものだ。
「孤独」「孤高」「独歩」、どれもパッとしない。
夕食時に持ってきてください、と言われた。
宿題である。
部屋からは海が眺められる。
ちょうど夕暮れ時で綺麗だった。
17時前に1階の風呂に入った。
17時半から先客の予約が入っているというので、その前の一番風呂に入らせてもらった。
入浴後は部屋でビールを呑みながらパソコンをいじったりする。
宿泊客の老婆が部屋を間違えて扉を開けてきて驚く。
謝るでもなく、「あ、違ったか」と平然と扉を閉めて去ったことにもまた驚く。
夕食は18時半からだった。
1階の広間にセッティングされていた。
自分だけらしい。
先ほどの老婆らのグループは足が悪いからということで部屋食だと聞かされた。
いただきます。
煮魚はカサゴとメバル。
煮魚に合うだろうと、普段の夕食では口にしない白飯も食べた。
満足。
ごちそうさまでした。
その夜、いやな夢をみた。
かつての職場の人たちとつまらないバス旅行にでかけ、深夜にどこかではぐれる、という展開だった。
いずれにせよ、独りである。
朝食は7時半から始めた。
納豆や生卵など、定番の朝食。
美味だ。
9時半近くに宿を発つ。
瓶ビール600円と生酒1,210円の合計1,810円を支払った。
静かに美味しい物をいただけ海を眺められる、とても素晴らしい宿だった。
お土産に手渡された色紙は、こちら(一部画像を加工)。