沼津の宿「ホテルリブマックス沼津駅前」 | プリンシペ・オリエンタルのブログ

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誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

先週、フラリと沼津に行きました。

 

20年以上の付き合いのある店に呑みに行こうか、と思ったからです。

 

3月にも一度出かけているので、およそ1か月ぶりということになります。

 

クルマではなく、電車で行きました。

 

熱海駅前の金券ショップの自動販売機で、JRの回数券バラ売りを買いました。

 

1枚390円。

 

普通に熱海~沼津の切符を買うと410円なので、20円安いのです。

 

帰りの分と合わせて2枚購入しました。

 

 

 

電車で20分そこそこの沼津に呑みに行くのですが、ホテルの予約も当日の朝にしました。

 

熱海への上り電車の終電が沼津発22時10分で熱海着22時29分と、とても早いからです。

 

この電車、熱海発22時35分の品川行きに接続しており、つまりは東京へも帰れる時間帯というわけです。

 

ちなみに、逆の下り電車は熱海発0時18分で沼津着0時37分と、実に2時間以上の差があります。

 

熱海は静岡県でありながら、東の東京を向いているということがよくわかります。

 

 

 

宿泊したのは「ホテルリブマックス沼津駅前」。

 

初めて泊まります。

 

昨年開業したばかりの新しいホテルです。

 

Yahoo!トラベルから一休のプランで予約と決済をしました。

 

1泊朝食付きで5,200円。

 

保有しているポイントだのを使い、決済金額は4,340円でした。

 

沼津駅からほど近い場所にあります。

 

他のリブマックスとまったく同じく、必要なものはすべてそろい、内線電話がないという客室。

 

使い勝手はかなり良いです。

 

チェックイン後、寂れた雰囲気が好きな沼津の街を散策しました。

 

帰り道、駅ビル内の本屋で買ったのはこちら。

 

浅田次郎さんの『地下鉄に乗って』。

 

浅田次郎さんは、JALの機内誌に掲載されているエッセイを読んでから好きになりました。

 

文章構成、語彙、ユーモア、どれも秀逸だと思います。

 

呑みに出るまでの2時間ほどは、ホテルの客室で読書タイムとなりました。

 

いつまでも読み続けたいと思いながらも、19時過ぎにホテルを出ました。

 

呑む前に、まずは夕食。

 

迷いながらも、行ったことのない店に入ることにしました。

 

以前より存在だけは知っていた、こちらの「さがみ軒本店」です。

 

「また中華料理かよ?」という何人かの友人の呆れた声が聞こえてきそうですが、独りでゆっくり落ち着いて呑めて美味な料理を味わえて他の客を気にせず店の人にも気を遣わずに過ごせるジャンルの店があればおしえていただきたいものだ、と攻撃的に反論したいと思います(被害妄想)。

 

期待通り、客は誰もいません。

 

ビール、餃子、海老チリ、紹興酒(後のことを考えて小ボトル)。

 

「またいつものメニューかよ?」という何人かの友人の呆れた声が聞こえてきそうですが、欲しているものを口にしているだけで、誰かに迷惑をかけているわけでもないので、無視することにします(被害妄想)。

 

気分が良くなったところで主目的である店に向かい、1時過ぎま呑んだのでした。

 

 

 

翌朝、ホテルの朝食はスルーしました。

 

1階の食堂でビュッフェスタイルの朝食が用意されているようでしたが、朝食のために早起きして身支度を整えるのが面倒なので行きませんでした。

 

洗顔→髭剃り→シャワー&洗髪→ドライヤー→髪の毛セット、のルーティンで30分以上は費やします。

 

「大女優かよ?」という何人かの友人の呆れた声が聞こえてきそうですが、これを崩してベタベタの髪と脂ぎった顔で朝食会場に行けば、朝食そのものよりもその時間が落ち着かず楽しめないのが必至だとわかっているので、無視することにします(被害妄想)。

 

 

 

帰宅後、『地下鉄に乗って』は読み終えました。

 

読後の余韻というか、現実世界に引き戻されるギャップが半端なく大きなものでした。

 

それだけ、本の世界に引き込まれたということなのだと思います。

 

東海道線に乗って出かけた沼津への小さな旅でしたが、心豊かになるような時間が過ごせた良い時間になりました。

 

旅の良し悪しは距離ではなく、気分です。