こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
前回までのまとめ

 

前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~270までの作品。

 

★製作国での分類 ( )は前回追加分

 

アメリカ映画         184作品 (+3)
イギリス映画         016作品 
香港映画           011作品 
米・英合作映画        004作品 (+1)
フランス映画         012作品 
伊・西合作映画        002作品 
スウェーデン映画       002作品 
イタリア映画         003作品 (+1)
伊・西・西独合作映画     001作品 
伊・仏合作映画        002作品 
伊・米合作映画        001作品 
英・伊合作映画        001作品 
西独・英合作映画       001作品 
仏・米合作映画        001作品 
独・米合作映画        002作品 
スペイン映画         001作品 
スイス映画          001作品 
西ドイツ映画         001作品 
香港台湾合作映画       001作品 
イラン映画          001作品 
英・仏合作映画        002作品 
英・仏・マケドニア合作映画  001作品
ベルギー・仏・独合作映画   001作品 
西独・仏合作映画       002作品  
伊・仏・西独合作映画     002作品 
フィンランド・仏・独合作映画 001作品 

仏・独・ハンガリー合作映画  001作品 

中・香合作映画        001作品 

西・メキシコ合作映画     001作品 

ソビエト映画         002作品 

メキシコ映画         001作品 

伊・仏・ベルギー合作映画   001作品 

ブラジル・米合作映画     001作品 

デンマーク映画        001作品 

ポーランド映画        001作品 

仏・独合作映画        001作品 (+1)

米・西独合作映画       001作品 (+1)

日・英合作映画        001作品 (+1)

 

★公開年での分類 (計270作品)

 

1940年代 000作品 
1950年代 009作品 (+1)
1960年代 026作品 
1970年代 076作品 (+1)
1980年代 056作品 (+2)
1990年代 079作品 (+1)
2000年代 023作品 

2010年代 001作品 

 

★allcinemaのジャンル分類(重複あり)

 

ドラマ       110作品 (+2)
サスペンス     071作品 
アクション     045作品 (+1)
コメディ      039作品 
犯罪        037作品 (+1)
ロマンス      023作品 (+1)
西部劇       012作品
SF        013作品 
ミステリー     012作品 
スポーツ      007作品
ホラー       009作品 
アドベンチャー   006作品 
ファンタジー    007作品 
戦争        007作品 (+1)
ミュージカル    003作品
パニック      005作品 
ファミリー     003作品
ギャンブル・賭博  002作品
青春        007作品 (+1)
音楽        005作品 
歴史劇       003作品 
伝記        002作品
任侠・ヤクザ    001作品
料理・グルメ    001作品

エロティック    002作品 

学園        001作品 

モンド       001作品 

 

★私の分類(重複あり)

 

人生哲学        099作品 (+1)
サイコ         031作品 
社会不信        028作品 
群像劇         022作品 (+1)
スーパーエージェント  014作品 (+2)
法廷劇         008作品
奇妙な愛        018作品 
女性の人生       006作品
テロリストとの対決   006作品 
モノクロ        017作品 (+1) 
デストピア       010作品 
戦争の現実       010作品 (+1)
プリズンブレイク    005作品 
マカロニ・ウェスタン  004作品
ワンカット       002作品
ユニーク        003作品 
コミカルホラー     005作品 

 

という結果になっております。

 

生成AIによる「ダイヤモンドの犬たち」のように

ダイヤの原石を持って逃亡するモルモット画像

 


 

本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第39弾と第40弾でセレクトされていた271~275までの5作品になります。

 

作品No.271 錆びた黄金 (1981)

(原題 EUREKA アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ

私のジャンル分類 : 人生哲学

監督 : ニコラス・ローグ

 

冒頭の展開
 

・主人公のジャックは長年黄金の発見に執念を燃やしていた男。仲間たちが諦めても夢を捨てなかったジャックは、たった一人で雪山の中を黄金を求めてさまよい歩き、ついに黄金の洞窟を発見して大金持ちになりました。

 

・カリブの島に大きな屋敷を所有し、豪華な調度品に囲まれて暮らすジャックでしたが、彼の人生が幸福だと言い切る事はできません。妻と信頼関係を築く事ができまず、ギクシャクとした会話しかできないジャックを見ていた愛娘のトレイシーは、ジャックのような生き方を軽蔑しているフランス人のクロードを愛するようになり、ジャックの反対を押し切って結婚してしまいます。

 

・ジャックとクロードの確執に胸を痛めたトレイシーは、遂にはジャックと決別し、クロードと共に島を出る事を決意するのですが、その事が書かれた手紙を読んだジャックは、鬼の形相となってクロードとトレイシーの元へと向かったのでした!!

 

トレイシーの制止を振り切って

クロードを襲撃する成功者ジャック!

 

★一口ポイント 本作の原題は「EUREKA」。
  日本ではエウレカとかユリイカなど複数の発音がある言葉ですが、意味は何かを発見した時に叫ぶ言葉。
 最初に「エウレカ」と叫んだi人間は、哲学者アリストテレスだと言われていますので、この言葉は、哲学や真理のような人類にとっての大発見時に使われるのがふさわしいような気がいたします。
 本作では劇中で主人公ジャックが2つの大発見をするのですが、どちらの発見が主人公にとって「エウレカ」と叫ぶほどの幸福だったかについては、観客の心に委ねられるのです…

 

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作品No.272 ナイトホークス (1981)

(原題 NIGHTHAWKS アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : アクション サスペンス 犯罪
私のジャンル分類 : テロリストとの対決
監督 : ブルース・マルムース

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作はシルベスター・スタローンが演じるディーク刑事と、ルトガー・ハウアーが演じる国際的なテロリストのウルフガーが対決する有名俳優の対決を描いた作品です。

 

・ウルフガーは無差別テロで社会を混乱させ続けて政府を脅し、自分の要求を突き付ける武闘派タイプのテロリスト。にロンドンのショップにテロを仕掛け、派手に爆破したウルフガーでしたが、被害者の中に赤ん坊がいたためにテロ仲間たちからも糾弾されてしまいます。

 

店を出た瞬間に仕掛けた爆弾がさく裂!

ウルフガーは冷酷無無比なテロリストです。

 

・国際手配され仲間からも見放されたウルフガーは、ヨーロッパでの活動ができなきなり、パリで整形手術を行って別の顔となってニューヨークへと向かいましたが、ウルフガーの不穏な動きを察知したインターポールのハートマン警部は、ウルフガーより一足早くニューヨークへと渡り、NYの市警の中から適正者を選び出し対テロリスト・アクション・コマンド部隊のATACを結成させたのです!

 

ATACのメンバーに選ばれたのは

NYでチンピラ相手のおとり捜査を

専門にしていたデューク刑事!

 

★一口ポイント 1981年に公開された本作は、まだスタローンが筋肉無双のキャラとして確立していなかった頃の作品。
 まだ方向性が定まっていなかったスタローンが演じたのは、今まで誰も演じてこなかったような特殊能力を持つ、おとり捜査のプロフェッショナルだったのです!!
 スタローンと敵役のルトガー・ハウアーが無言で見つめ合う驚愕のラストシーンは映画ファンなら必見(?)です。

 

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ここから第42弾

 

作品No.273 コックファイター (1974)

(原題 COCKFIGHTER アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ

私のジャンル分類 : 人世哲学

監督 : モンテ・ヘルマン

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作のコック (COCK)は料理人ではなく闘鶏を意味する単語。
 闘鶏とは2匹の軍鶏を死ぬまで戦わせ、勝ち負けを競うという超残酷な競技ですので、本作には鶏が死亡するシーンが登場しますので、ご覧になる際にはご留意ください。尚、本作が公開された1970年中旬には、すでに闘鶏は社会から激しく批判されており、劇中でも斜陽な競技として描かれています。

 

・主人公のフランクは、かつて闘鶏チャンピオンとして君臨していた闘鶏界では有名な男でしたが、ある年、宿敵のジャックに敗北してチャンピオンメダルを奪われてしまいます。

 

・あまりの悔しさに、再度チャンピオンメダルを獲得するまで、誰とも口をきかないと誓いを立てたフランクですが、残念ながらここ2年全く運に見放されていたフランクはジャックに再敗北し、住居のトレーラーハウスまで失ってしまったのです…

 

(チャンピオンになるまで喋らないぜ!)

 

★一口ポイント 本作は闘鶏の魅力を描いた作品ではなく、闘鶏という残酷なゲームに打ち興じる、場末の男たちの姿を描いている残酷物語のような作品。
 フランクが渇望している闘鶏チャンピオンメダルだって価値のあるものとは思えません。

 そんな本作で描かれているのは、人生で執着するべき事を間違えた男たちが、自分の選んだ道に未来がない事をうすうす気づきながらも、その事に直視できない哀れな姿なのです…

 

絶対に負けられない戦いがここにある!

…それって本当でしょうか

 

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作品No.274 拳銃の報酬 (1959)

(原題 ODDS AGAINST TOMORROW アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : アクション 犯罪

私のジャンル分類 : スーパーエージェント モノクロ

監督 : ロバート・ワイズ

 

冒頭の展開

 

・本作は老人の仲介で、金に困った白人と黒人がトリオを組んで銀行強盗を実行しようとする映画。老人は元警官のデイヴ。法廷侮辱罪で1年間服役する事になって失職し金に困っていたデイヴは、長年の経験から警備の緩い銀行を発見し、3人いれば銀行強盗可能だと確信します。

 

・デイブは腕が立つけれど金に困っている二人の男を勧誘する事にし、前科があって仕事にありつけず、年上の女性に養ってもらっているスレイターという白人と、ギャンブル狂で借金で首が回らないジョニーという黒人に声をかけました。

 

・最初は銀行強盗を躊躇していた二人ですが、どうしても金が必要になった結果、遂にはデイブの誘いに乗り、仲間となる事を承諾しますが、黒人に激しい偏見を持っているスレイターは、黒人のジョニーと組む事に我慢できず、ジョニーに対して常に見下したような態度を取り続けたのです…

 


一触即発のスレイターとジョニー!

 

★一口ポイント 本作は「ウエスト・サイド物語 (1961)」や「サウンド・オブ・ミュージック (1965)」を作られたロバート・ワイズ監督の作品。
 どちらの作品も多くの人から今なお愛され続けている名作ミュージカルですが、本作は上記2作とは全くテイストが異なる絶望の物語。

 人生に行き詰った男たちの哀れな末路を描いた「闇金ウシジマくん」のような本作は人生の無常を描いた作品なのです…

 

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作品No.275 悪徳 (1955)

(原題 THE BIG KNIFE アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス ドラマ

私のジャンル分類 : モノクロ 社会不信

監督 : ロバート・アルドリッチ

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作の原作は舞台作品。舞台作品映画の特徴は、あまり場面転換がなく会話が中心の作品となる事であり、本作もキャッスルという人気男優の家の中で交わされる会話が中心です。尚その会話は、特定の人との話ではなく、キャッスルと彼を取り巻く様々な人が交わす芸能人残酷物語のような内容です。

 

・主人公のキャッスルは人気俳優ですが、出演作は金儲けのためのエンタメ映画ばかり。かつてはキャッスルを深く愛していた妻マリオンは、キャッスルの度重なる浮気と、出演する作品のレベルの低さにあきれ果てて別居しており離婚も秒読み状態でした。

 

キャッスルは人気俳優ですが、

主演作はキャッスルが勝利して終わる

エンタメ作品ばかりでした。

 

・マリオンは復縁を迫るキャッスルに対して、もしキャッスルが真っ当な映画に出演するなら、悪い過去を忘れて、もう一度夫婦としてやり直したいと伝え、キャッスルもその条件を承諾しますが、プロデューサーのホフを目の前にして交渉を始めると、ホフに対して強く出れないキャッスルは、あっという間にホフに押し切られて、次の10年の専属契約にサインをしてしまったのです…

 

小男のホフには言葉巧みに

キャッスルを篭絡してしまいました!

 

★一口ポイント ロバート・アルドリッチ監督は、多くの人が何となく口に出せないでいる社会における本音をハッキリと映像化してしまうタブーを無視する反骨の監督。
 本作では、俳優や映画関係者たちが知っていても口に出す事ができなかった"映画業界に巣くう人々"を描いたために、ほとんどの会社から配給を断られてしまった伝説の作品。
 人気俳優たちの出演作どころか生き方まで支配している配給会社は、あらゆる手を利用して俳優たちの自由意志を奪っているのです。

 そんな本作は最近のマンガ原作の問題にも通底する業界の闇を描いている観るべき作品なのです。

 

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という訳で次回は発掘良品第43弾と第44弾のラインナップから

 

作品No.276 現金に手を出すな

作品No.277 暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ

作品No.278 二つの世界の男

作品No.279 ヘル・ファイター

作品No.280 ボルサリーノ

 

という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。