こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
前回までのまとめ

 

前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~205までの作品。

 

★製作国での分類 ( )は前回追加分

 

アメリカ映画       161作品 (+3) 
イギリス映画       012作品 (+1)
香港映画         007作品 (+1)
米・英合作映画      003作品 
フランス映画       003作品 
伊・西合作映画      002作品 
スウェーデン映画     002作品 
イタリア映画       001作品 
伊・西・西独合作映画   001作品 
伊・仏合作映画      001作品 
伊・米合作映画      001作品 
英・伊合作映画      001作品 
西独・英合作映画     001作品 
仏・米合作映画      001作品 
独・米合作映画      001作品 
スペイン映画       001作品 
スイス映画        001作品 
西ドイツ映画       001作品 
香港台湾合作映画     001作品 
イラン映画        001作品 
英仏合作映画       001作品 
英仏マケドニア合作映画  001作品 

 

★公開年での分類 (計205作品)

 

1940年代 000作品 
1950年代 005作品 
1960年代 018作品 
1970年代 060作品 (+1)
1980年代 043作品 (+2)
1990年代 061作品 (+2)
2000年代 018作品 

 

★allcinemaのジャンル分類(重複あり)

 

ドラマ       074作品 (+3)
サスペンス     059作品 (+1)
アクション     034作品 (+2)
コメディ      030作品
犯罪        029作品
ロマンス      014作品
西部劇       012作品
SF        011作品
ミステリー     010作品 (+1)
スポーツ      007作品
ホラー       006作品 (+1)
アドベンチャー   005作品
ファンタジー    006作品 (+1)
戦争        004作品 (+1)
ミュージカル    003作品
パニック      003作品
ファミリー     003作品
ギャンブル・賭博  002作品
青春        002作品
音楽        003作品
歴史劇       003作品 (+1)
伝記        002作品
任侠・ヤクザ    001作品
料理・グルメ    001作品

 

★私の分類(重複あり)

 

人生哲学        074作品 (+1)
サイコ         025作品 (+1)
社会不信        023作品 (+1)
群像劇         017作品 (+1)
スーパーエージェント  011作品
法廷劇         008作品
奇妙な愛        006作品
女性の人生       006作品
テロリストとの対決   005作品
モノクロ        005作品
デストピア       005作品
戦争の現実       006作品 (+1)
プリズンブレイク    004作品
マカロニ・ウェスタン  004作品
ワンカット       002作品
ユニーク        002作品
コミカルホラー     002作品 (+1)

 

という結果になっております。

 

生成AIによる「戦闘機対戦車」のように

単騎で砂漠を進む戦車に乗るモルモットの画像

 


 

本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第27弾と第28弾でセレクトされていた206~210までの5作品になります。

 

作品No.206 ナインハーフ (1985)

(原題 NINE 1/2 WEEKS アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 :エロティック ロマンス ドラマ

私のジャンル分類 : 奇妙な愛

監督 : エイドリアン・ライン

 

冒頭の展開
 

・主人公のエリザベスは夫と離婚したばかりの画廊で働く女性。ある日、チャイナタウンで買い物をしていたエリザベスに向かって微笑んで来た男がいました。

 

・名前も知らない初対面の男でしたが、どこか惹かれるところがあったエリザベスは、再度彼に会った時には親しく会話を交わし、あっという間に愛し合う関係になっていったのですが、彼の愛の交わし方は今まで彼女が経験してきたようなものとは異なり、常に刺激を求め合う刺激的なものでした。

 

・そんな男との危険な愛はエリザベスの心を虜にし、彼女は男と同棲するようになり、より大胆で過激な愛を模索し合う関係となっていったのでした…

 

屋外で愛し合うって刺激的じゃない!

もっと色々試してみたいわラブラブ

 

★一口ポイント かつて新人類と呼ばれていた80年代の若者たちが模索していた「新しい愛のカタチ」とは、刺激を求める煽情的な愛し合い方でした。
 本作は、70年代までの愛に物足りなさを感じていた一組の男女の交わした9週間半の愛の試行錯誤を美麗な映像で描いた、挑戦的な新時代のラブストーリーの代表作の一つなのです。

 

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作品No.207 ザ・ドライバー (1978)

(原題 THE DRIVER アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : アクション 犯罪
私のジャンル分類 : 人生哲学
監督 : ウォルター・ヒル

 

冒頭の展開

 

・【前提】主人公は「ザ・ドライバー」と呼ばれている犯罪者の逃走を請け負うプロのドライバー。通称「逃がし屋」と呼ばれる青年の本名が劇中で語られる事はありません。

 

・超絶な運転テクニックを駆使し、警察の追跡を振り切る事ができるドライバーはまるで荒馬を自在に乗りこなすカウボーイのような存在でした。

 

・けれど、そんなドライバーの逮捕に執念を燃やす刑事は、非合法な手を使ってドライバーに仕事をさせて現行犯逮捕しようと画策しますが、その過程においてアクシデントが発生した結果、ドライバー逮捕計画はとん挫しただけでなく、死者を出す大惨事を引き起こしてしまったのです。

 

観ているだけで車酔いしそうな

ドライバーの超絶走行!

 

★一口ポイント 銀行強盗の逃がし屋は、大都会で自分の居場所を見つけられないカウボーイのような男。
 そんな逃がし屋を執拗に追う刑事もまた、都会では生きられない西部の保安官のような男。
 滅び去った西部劇の魂は、70年代の大都会のカーアクションに継承されていたのです…

 

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作品No.208 クンドゥン (1997)

(原題 KUNDUN アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ 伝記

私のジャンル分類 : デストピア

監督 : マーティン・スコセッシ

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作の主人公はダライ・ラマ14世であり、内容は宗教に寄り添って争いを避け平和に暮らしていたチベットの人々が、中国共産党の侵略によって民族粛清にあっていく姿を描いた中国の非人道的な行いを告発した作品です。

 

・ダライ・ラマとは、チベットの宗教的指導者であると同時にチベット国民の心の支えとなる人物。ダライ・ラマは入滅 (死亡)しても魂は転生すると信じられており、本作はダライ・ラマ13世が没した後に、チベット僧が全国を行脚して転生した乳児を探す姿が描かれます。

 

・チベット僧たちが発見したハモという乳児は、一見するとごく普通の子供でしたが、ダライ・ラマの杖を知っていたり、仏具を見分けられたりする不思議な子供であったためダライ・ラマの転生だと認定され、チベットの首都ラサで僧たちに囲まれながら宗教的指導者として大切に育てられていきます。

 ですがその頃隣国の中国では共産党が支配する中華人民共和国が誕生し、チベットを中国の領土だと主張し、まだ未成年のハモに対してチベットが中国自治領である事を認めるよう通告して来たのです。

 

見た事のないダライ・ラマの所有物を

自分のものだと言うハモは

転生者として認められましたが…

 

中華人民共和国はチベットを軍事制圧し

ハモに対して17か条の協定の批准を求めます。

その内容は、チベットという国の消滅を

意味するものだったのです!

 

★一口ポイント 本作が公開された1997年は香港が中国に変換された年でもあり、中国共産党の目指す一党支配が何をもたらすのかをチベットで起こった悲劇を描くことで世界中に伝えようとした怒りと悲しみに満ちた告発映画。

 ですので当然、本作の公開に際しては中国が妨害工作を行い、圧力に屈した配給会社は、本作をダライ・ラマの人生の映画のように宣伝した結果、7億ドルの赤字となってしまいます。
 けれど本作は、香港で起こった抵抗運動後に起こった事や、今後あるかもしれない台湾進攻後に起こり得る出来事を描いたような、今、観ておくべき作品だと思います。

 

圧政国家に蹂躙されるというのは

本作で描かれているチベットの姿なのです。

 

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ここから第29弾

 

作品No.209 トト・ザ・ヒーロー (1991)

(原題 TOTO LE HEROS ベルギー仏独合作映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ

私のジャンル分類 : 人生哲学

監督 : ジャコ・ヴァン・ドルマル

 

冒頭の展開

 

・主人公のトマは、自分は本当は金持ちの隣家の家の子供として生まれてきたのに、出産直後に病院が火事になり、同じ日に生まれた裕福な隣家のアフレッドと取り違えられた信じ込んでいた少年。

 

・トマがアルフレッドと間違えられたという確証は全くありませんでしたが、トトは辛いことがある度に、自分がアルフレッドのような裕福な人生を送れなかった事を悔やみ、アルフレッドに憎しみと嫉妬を抱きながら年を取り、介護施設に入所してからも恨み続けていました。

 

・けれどそんなある日トマはテレビで、事業に失敗したアルフレッドがギャングから命を狙われて失踪したというニュースを見て「アルフレッドを殺すのはマフィアじゃなくて俺だ!」と心の中で叫び、介護施設を脱走してアルフレッドを暗殺する旅に出発したのです。

 

赤ん坊の時にアルフレッドと

間違えられた俺の人生は

良いことなんてかったじゃないか。

あいつは俺の人生の泥棒だ!

 

★一口ポイント 幸福になるはずだった自分の人生を台無しにしたかつての隣人だったアルフレッドに復讐するために、老人トマは、ピストルを片手に介護施設を抜け出します。
 トマという自分の名前嫌がり、勝手にトトと名乗り、将来はヒーローを夢見ていたトマ老人は、果たしてトト・ザ・ヒーローになれたのでしょうか?
 自分が幸福だったかどうかは、人生の終わりにならないと見えてこないものなのかもしれません…

 

よく思い出してみましょう?

本当にトトの人生は不幸だったの?

 

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作品No.210 ベルベット・ゴールドマイン (1998)

(原題 VELVET GOLDMINE イギリス映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : 青春 音楽

私のジャンル分類 : 人生哲学

監督 : トッド・ヘインズ

 

冒頭の展開

 

・本作の主人公は、70年代のグラム・ロックの伝説的大スターのブライアン・スレイドという人物について探っていくアーサーという名のヘラルド紙の記者。

 

・80年代になって音楽と一線を画した生活を送っていたアーサーですが、彼が青春を過ごした70年代はグラム・ロックが世界を席巻しており、ブライアン・スレイドはそんな時代に神のような存在として君臨していたカリスマ・ミュージシャンであり、アーサー憧れの人でもあったのですが1974年のライブ中に客席から銃撃され、コンサート中に死亡したと報じられました。

 

・世界中のファンはブライアンの死を嘆き悲しみましたが、実はブライアンが殺されたというのは舞台上での狂言だったと判明した結果、ファンたちは怒り狂い、ブライアンはその後、音楽業界を去って音信不通となってしまっていたのです。

 

伝説のグラムロッカーであるブライアンは

狂言殺人を興して顰蹙を買い

音楽界から消えてしまった男でした…

 

★一口ポイント かつては自分にとっての理想の存在だったゲイをカミングアウトしていたミュージシャンは、一体何故、狂言自殺をした後、失踪してしまったのでしょう?
 デビッド・ボウイが存命中に作られたジギー・スターダスト時代のボウイの半生を描いた本作は、多くを語らずに天に召されたデビッド・ボウイと、彼に救いを見出していた監督自身の心の中の想いが描かれた傑作として結実したのです。

 

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という訳で次回は発掘良品第28弾と第29弾のラインナップから

 

作品No.211 クリスマス・ツリー

作品No.212 ヘザース/ベロニカの熱い日

作品No.213 ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!

作品No.214 ショーン・オブ・ザ・デッド

作品No.215 パリ、テキサス

 

という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。