こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力とパーフェクトな映画たちというテーマで

 

パーフェクト・ストレンジャー(2007)

(原題:PERFECT STRANGER)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

★想像力とパーフェクトな映画たちとは?

 

今月のテーマは、タイトルに邦題に"パーフェクト"という文字がついた作品をセレクトして、実際はどんな内容の映画なのかをご紹介されて頂く"パーフェクトの名を冠する映画"特集😆

 

果たしてパーフェクトの名に相応しい作品は存在するのでしょうか?

 

 

 

 

 

パーフェクトは謎かけ言葉?

 

本作は2007年に公開されたアメリカ映画。

 

邦題と同様、原題も「PERFECT STRANGER(縁もゆかりもない人)」ですが、本作は「ストレンジャーとは一体何を意味するのか?」という謎かけになっている作品だと考えられます。

 

様々な謎めいた人間が登場する本作ですが

パーフェクト・ストレンジャーは

なかなか登場してきません!

 

では一体どうして

こんなタイトルなのでしょうか?

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

殺人事件の調査を進める女新聞記者が、第一容疑者の広告業界の大物の会社に潜入し、その裏の顔に迫るが、調査が進むにつれて彼女の近親者までも容疑者として浮かび上がる……

「シックス・センス」のブルース・ウィリスとオスカー受賞女優ハル・ベリーのハリウッド二大スターによるサスペンス映画。

監督は「摩天楼を夢みて」「NYPD15分署」のジェームズ・フォーリー。

原案は「テイキング・ライブス」のジョン・ボーケンキャンプ。

 

 

 

むむむ。

 

本作は「摩天楼を夢みて」を撮られたジェームズ・フォーリー監督の作品なのですね!!

 

 

「摩天楼を夢みて」は、年老いた営業マンの残酷な現実を描いた映画ですが、主人公がどのような状況に陥っているのかを観客に最後まで悟られないよう伏線を張り巡らせている謎解き系の作品!!

 

今月の成績が悪ければクビと言われた

老営業マンの悲哀を描いた「摩天楼を夢見て」

 

 

 

 

そんなジェームズ・フォーリー監督が本作で描いたのは、正義を追求しようとした特ダネの取材が、会社の上層部に握りつぶされてしまったロウィーナという女性新聞記者。

 

同性愛者を嫌悪している国会議員が

隠れゲイだった事を暴いたロウィーナでしたが

議員は裏で手をまわして

記事をボツされてしまいました。

 

 

怒り心頭のロウィーナは、自分をなだめに来た上司と大喧嘩をしてその場で退職を宣言してしまいます。

 

私の努力を無にする会社なんていたくない!

この場で退職いたします!!

 

 

衝動的にフリーの記者になる事になってしまったロウィーナですが、そんな時、偶然再会した幼なじみのグレースという女性から、自分は広告業界大手の社長ハリソン・ヒルと不倫していた過去があり、彼が不誠実なのでスキャンダルを暴露するつもりだと言っていたのですが、その直後に彼女の溺死体がハドソン川に浮いているのが発見されたのです!!

 

NYの地下鉄のホームで偶然再会した

幼なじみのグレースは

ハリソン・ヒルとの不倫を告白し

無視されたらスキャンダルしてやると

息まいていましたが…

 

数日後グレースは水死体で発見されたのです。

 

 

自分のスクープの時と同じように、権力者によってグレースが葬り去られたと直感したロウィーナは、グレース殺しの証拠を掴むために、派遣社員としてハロルドの会社に潜入し、自らを囮にしてハロルドとのセックス・スキャンダルを暴くための調査を開始したのです!!

 

調べてみるとハロルドは過去にも

不倫スキャンダルを起こし

妻から監視されている身でした。

 

「この状態で、また不倫がバレたら…あせる

グレース殺害の動機は十分です!

 

 

 

さて、果たしてロウィーナの潜入調査は、どのような結末を迎えたのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

幼い頃、隣に住んでいたグレース。

そんな友人を殺したハロルドは絶対許さない!

果たして潜入捜査の行方は?

 

 

 

【私の感想】人は誰でもストレンジャー!?

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作は、観客の意識を真実からそらそうとする伏線が張り巡らされた謎解きゲームのような作品!

 

尚、本作における観客を真実から遠ざける伏線の多くは、謎めいた登場人物たちなのです!!

 

 

ロウィーナに協力してくれるのは、元の会社の同僚だったマイルズですが、彼はロウィーナの電話を盗聴したり、彼女の部屋に黙って侵入している不審な人物です。

 

ハッキングに強い理系のマイルズですが…

 

彼は、勝手にロウィーナの部屋に侵入し

彼女の情事を覗き見しています汗

 

 

また、ハロルドの美人秘書はレズビアンで、ハロルドに近づいて来る女性たちを排除する役目を担っていますが、彼女を雇っているのはハロルドの妻で、二人はレスビアンの関係にあるようなのです…

 

夫の浮気は監視するのに自分は秘書と浮気?

なんだか変な夫婦ね汗

 

 

 

そう。

 

人間というのは、誰もがどこか歪んでおり、自分の理解を超えた存在である可能性が高いのです…

 

 

 

私見ですがそんな本作は、様々な怪しい関係者を登場させながらも、一番恐ろしいのは「パーフェクト・ストレンジャー(縁もゆかりもない)」ではないかという事を示唆するような作品ではないかと思うのですが、皆様はどう思われるでしょうか?

 

縁もゆかりもないロウィーナを

いきなりナンパしてしまうハロルド!

 

そう。

 

パーフェクト・ストレンジャーは

誰にとっても危険な存在なのです…

 

 

 

 

 

という訳で次回は、

 

恐怖のハネムーン

 

というテーマで

 

パーフェクト・ゲッタウェイ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たい"パーフェクト・ストレンジャー"作品

①「パーマネント・バケーション」(NYのストレンジャー)

②「カスパー・ハウザーの謎」(社会からのストレンジャー)

 

 

 

 

 

③「マイ・ブックショップ」(小さな村のストレンジャー)