こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と80年代青春物語というテーマで

 

ときめきサイエンス(1985)

(原題:WEIRD SCIENCE)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

★想像力と80年代青春物語とは?

失敗=挫折に繋がりやすいナイーブな若者たちが増えつつある現代。

ですが成功というものは、失敗を経験する事によって、自身に足りないものに気づく事で手入るものでもあります。

本シリーズでは、"グダグダな青春はダメなのか?"というテーマで、80年代の青春映画を中心に、失敗=挫折とは言い切れない事を考察してみたいと思います😉


↑VIVA!グダグダ青春😆
 

 

 

80年代パソコン無双! 

 

本作は、1985年に作られたSF映画!

 

パーソナル・コンピュータ黎明期だった80年代は"コンピュータがあれば何でもできる(かもしれない)"という夢いっぱいだった時代!!

 

↑パソコンがあればタイムマシン作れる(かも)!

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年)

 

↑パソコンがあれば親友を作れる(かも)!

 「デッドリー・フレンド」(1986年)

 

↑パソコンがあれば人口地震作れる(かも)!

 「フラッシュ・ゴードン」(1980年)

 

 

本日の作品は、そんなパソコン万能説を具現化した作品の一つ!

 

本作で主人公のボンクラ少年たちがパソコンに求めたのは…なんと、理想の彼女だったのです😆😆

 

↑作るぜ!理想の(胸の)彼女!!!

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

2人の高校生がコンピューターでグラマー美女を創造したことからおきる珍騒動を描くSFコメディ。

製作は「コマンドー」のジョエル・シルヴァー。監督・脚本は「すてきな片想い」のジョン・ヒューズ。

撮影はマシュー・F・レオネッティ、音楽はアイラ・ニューボーン、特殊効果はヘンリー・メラーが担当。出演はアンソニー・マイケル・ホール、ケリー・ルブロックほか。
 

 

 

 

 

えっ!

 

この作品の監督って、あの「恋しくて(1987)」や、「ブレックファスト・クラブ(1985)」「フェリスはある朝突然に(1986)」「プリティ・イン・ピンク(1986)」などといった青春映画の傑作を撮られたジョン・ヒューズ監督の作品なの!?

 

 

はい!

 

上記の4作は、80年代を代表する青春映画ですので、「ブレックファスト・クラブ(1985)」と「フェリスはある朝突然に(1986)」の中間に作られた本作も、当然ですが青春映画!!

 

 

ですが他の作品がリアル路線なのに対し、本作はパソコンを駆使した少年たちが、理想の彼女を創造するというSFテイストとなっているのです!!

 

↑科学の力で理想の彼女爆誕!!

 

 

ちなみに主人公のゲイリーとワイアットは、高校生活では誰からも声をかけてもらえないオタク青年。

 

そんな二人は、ワイアットの部屋で映画「フランケンシュタイン」を見ていた時、同じように人造人間を作れないかと考え、ワイアットのパソコンを使って美女創造に挑戦しますが、彼の持っているパソコンの性能では、美女のフレームを作るのが精一杯あせるあせる

 

けれど、どうしても理想の彼女を作りたかった2人は、電話回線で軍の巨大コンピュータに接続し、彼らの持っているあらゆるデータを無作為にぷっこんで行きます!

 

↑軍のセキュリティはハッキングで突破!!

 

↑最重要データはプレイボーイ!!

 

↑頭脳はアインシュタインでいいんじゃね?

 

↑服はこんな感じでお願いします!!!

 

 

ゲイリーとワイアットが憑りつかれたように美女創造に没頭していた時、突如フランケンシュタインの誕生時のときのような落雷が発生した後、ワイアードの部屋のドアが爆発し、彼らの想像していた通りの美女が、2人の目の前に出現したのです!

 

↑落雷と同時にボタンを押したら

 部屋の中がメチャクチャになった後…

 

↑二人の理想の美女が誕生!!

 TVの中のフランケンシュタイン博士も

 「成功だ!」と仰ってます😆

 

 

さて、理想の美女を創造したゲイリーとワイアットは、彼女と一体どんな関係になってゆくのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑夢だった「美女と一緒にシャワー」はあっさり成就!

 ただしズボンははいたままですがあせるあせる

 

 
 
80年代青春物語 "ナードに温かい眼差しを!"

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作はゲイリーとワイアットが煩悩のままに、リサと名付けた美女と羽目を外す映画ではなく、美女のお姉さんであるリサに叱咤激励されたゲイリーとワイアットが、クラスメイトの女の子たちと交際できるようになってゆくとい、内向的青年が成長してゆく物語!!

 

↑体育会系のクラスメイトに虐められ

 女子たちの前で恥をかかされていた2人が…

 

↑映画のラストでは見違えるように

 カッコよくなってゆく映画なのです😊

 

 

 

そう。

 

高校生活に居場所に見出せず苦しんでいる学生は、80年代の頃からずっと存在していたのです!

 

 

本作のジョン・ヒューズ監督の作品の主人公たちは、誰もが学校に居場所を見出せず、孤独を感じて生きていた若者たち!

 

↑「恋しくて」のワッツとキース。

 

 

 

 

↑「ブレックファスト・クラブ」のアリソン。

 

 

 

 

↑「フェリスはある朝突然に」のキャロン。

 

 

 

ジョン・ヒューズ監督の作品は、学校生活で行き詰まっていた彼らが、彼らを理解して暖かい眼差しを向けてくれる人に出会う事で、今まで隠れていた魅力が顕現してゆく事を描いた作品ばかりなのです😆

 

 

80年代のアメリカでは、そんな内向的で学校生活で自分の魅力を発揮できない学生たちを「ナード(Nerd)」という蔑称で呼び、日本ではオタクとかネクラと呼んであざ笑っていました。

 

 

だから今、学校の中で居場所がみつからない学生の方も、あまり落ち込まないでください!

 

皆さんと同じ辛さを80年代に味わいながらも人も、今は大人として活躍しており、きっと彼らは、皆さんの悩みや辛さも分かった上で、あたたかい眼差しを向けて皆さん自身が自信を持って自立するのを応援してくれると思います😊

 

↑失敗しても暖かい眼差しを向けてくれる人が

 傍にいてくれるなら、ナードもオタクも

 次第に自信を身に着けてゆくものなのです😘

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

夢を追う子はみんな怒られる

というテーマで

 

エクスプローラーズ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

★おまけ★

キラキラ80年代映画OST
「Weird Science(メインテーマ)」

 

本作の主題歌は、オインゴ・ボインゴが歌うデュラン・デュランのような80年代POPソング!!

 

歌詞は「Mr.ロボット」みたいに、当時のSFっぽい科学用語を散りばめたものですが、だからこそ聞きやすく、耳に残るキャッチーな曲!

 

尚、映画のタイトルでもある「Weird Science」は「奇妙な科学」という意味であり、80年っぽさフルスロットルなのです😆

 

魔法とテクノロジー、

 

ブードゥー人形と聖歌と電気で、

 

私たちはマネキンに命を吹き込みました!

 

これぞウィアード・サイエンス(奇妙な科学)音譜音譜