こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と発掘良品の発掘というテーマで
デス・ハント
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
想像力と発掘良品の発掘の第9弾も、残すところ後3作品!
今回のラインナップは、映画マニアが溺愛されている作品が多く、今更私がご紹介する必要もない作品が多かった気がするのですが、いかがでしたでしょうか?
けれど本日の作品は、チャールズ・ブロンソンとリー・マーヴィンという発掘良品シリーズの常連俳優がW主演している、発掘の名にふさわしい知られざる良品なのです😊
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
…えっこれって実話なの?
と驚いてしまう位、本作の内容はエクストリームな展開の映画!
主人公のジョンソンは流れ者の男。
彼は、カナダユーコン準州で闘犬場で負けた自分の犬を虐待して殺しかけていたヘイゼルという男を痛めつけた、死にかけていた犬を金を出して引き取ります。
↑虐待されていた犬を助け、金を払って見受けしたジョンソン。
という事は、金をもらったヘイゼルは大喜び?
いいえ。
闘犬場で衆人環視の中で恥をかかされたヘイゼルは、ジョンソンの事を恨み、仲間と共に郊外にジョンソン自身が建てた丸太小屋を銃撃して来たのです!
↑大平原の小さな小屋に住んでいたジョンソン。
銃撃に巻き込まれてジョンソンが引き取った犬は死亡し、怒ったジョンソンはヘイゼルの仲間の一人を射殺し、怯えたヘイゼルたちは退散するのですが、その後ヘイゼルは騎馬警察隊長のエドガー・ミランの元へと駆け込み、ジョンソンが仲間を殺したと告げ、彼を殺人の容疑で逮捕するよう迫ったのです!
…ヘイゼル最低ですね
↑人間の屑ヘイゼル!
ミランは年老いて引退寸前の男でしたが、以前から素行の悪かったヘイゼルの言い分を全く信じていませんでしたが、ジョンソンが人を殺したことは事実。
仕方なく騎馬警察の部下とヘイゼルの仲間を引き連れてジョンソンの元を訪れたミランは、自分が責任を持って必ず無罪にするので、カタチだけ逮捕に応じて欲しいと頼みますが、ジョンソンがキッパリと拒否しして籠城したために、彼の小屋を取り囲んで一斉掃射を試みますが、ヘイゼルたちが復讐しに来ると察していたジョンソンは、小屋を要塞化して待ち受けていたのです!!
↑逮捕に応じないジョンソンは籠城!
↑その結果、村人VSジョンソンの銃撃戦に!!
さて、悪人たちに一歩も引かないジョンソンは、どんな戦いを繰り広げたのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑苦戦を強いられたミランたちは小屋を爆破!!
気分はもう戦争なのです
あれ?
無実の流れ者がたった一人で、襲い来る集団を壊滅させる映画といえば…
はい。
もうお気づきですね😊
1981年公開の本作は、翌年公開されたシルベスター・スタローン主演のランボー(第一作)に驚くほど似た展開!!
↑ランボーは一人で地元警察を壊滅させますが…
↑ジョンソンも一人でヘイゼル一味を全滅させるのです!
恐らくですがキラキラした80年代の初頭とは、荒くれ者がワイルドに生きていた70年代の終焉が感じさせるような時代でもあり、それまでの武骨な人間たちとっては、居場所がなくなりつつあったのではないかと思われます。
だからこそ、そんな時代の残滓のようなミランは、騎馬警察隊長の仕事をほとんど放棄し引退同然となっていたのですが、ジョンソンの登場によって闘士を燃え上がらせ、自分と同じ時代を生きて来た男を倒すのは自分しかいないと自覚してゆくのです!
↑飲んだくれの老人だったミランは…
↑好敵手を見つけ、かつての野性味を取り戻します!
そう。
本作は、ワイルドな映画が全盛だった70年代の鎮魂歌のような作品!
そして同時に60~70年代を駆け抜けたチャールズ・ブロンソンとリー・マーヴィンという二人のアクション俳優に対しての感謝のカーテンコールのような映画にもなっているような気がいたします。
↑ちなみにリー・マーヴィンの享年は1987年。
↑去り行く70年代のテイストを持ち続けたブロンソンは
1990年代まで一人で70年代の戦いを続けてゆくのです…
という訳で次回は
死者の夢判断
というテーマで
殺意の香り
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
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