こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/








本日も
 
想像力と
発掘良品の発掘
第八弾


というテーマで

メカニック

(1972年版)



という映画をご紹介したいと思いますので

どうぞよろしくお願いいたします。






カチンコ 発掘良品とブロンソン カチンコ



本日の作品の主人公はチャールズ・ブロンソン!

 


↑マンダムなおヒゲがトレードマークの

チャールズ・ブロンソン!




チャールズ・ブロンソンは60~70年代を席巻した

 

ハードボイルド映画に登場する

 

ザ・仕事人という感じのキャラが人気の俳優!

 

 

 

 

 

そして、そんなブロンソンの仕事人映画は

 

今までの発掘良品シリーズでも

 

数多くラインナップされているのですが

 

本日の作品は、そんなブロンソン映画の中でも

 

究極の仕事人が登場するのです

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

↑これまで発掘良品でご紹介してきたブロンソン作品は

特攻大作戦/さらば友よ/ウエスタン

狼よさらば/テレフォンの5作品となっています。







カチンコ アバウトなストーリー カチンコ


 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば

本作の解説は以下の通り


“メカニック”と呼ばれる

熟練の殺し屋の孤独な世界を描く。




とてもシンプルな解説ですが

 

殺し屋なのにメカニックと呼ばれているというのが

 

とても重要なポイント!

 

 

 

 

 

主人公のビショップは寡黙な殺し屋。

 

 

 

 

 

彼は依頼人とも直接接触せず

 

送付された標的の資料に徹底的に目を通し

 

標的の日常生活や

 

行動パターンを完全に把握手した上で

 

暗殺された証拠を残さず

 

事故死のように見せかける完璧主義者。

 

↑要求する標的の資料は、ファイル一冊分!

 

 

 

 

 

そんなビショップは、ある時

 

死んだ父親の友人だった男の始末を依頼され

 

心臓麻痺に見せかけ始末します。

 

 

 

 

 

冷徹な父と早期に決別していたビショップは

 

機械のように感情を持たない事で

 

殺し屋としてのアイデンティティを確立した男!

 

 

 

 

そんな彼にとっては

 

たとえ幼い頃からの知り合いだとしても

 

容赦なく始末する

 

標的でしかなかったのです!

 

 

 

 

 

完璧主義のビショップは

 

男を殺した痕跡を全く残さなかったため

 

自分が殺した男の葬式にも

 

何事もなかったように参列するのですが

 

埋葬している最中に

 

自分の父親の死を冷たく笑って観ている

 

彼の息子に気づくのです!

 

↑父親の埋葬なのに、参列者より後ろで観ている

殺された男の息子。

 

 

 

 

 

 

彼の名前はスティーブと言い

 

悪党にも拘らず自分を見下していた父親を

 

心から嫌っていた冷血漢!

 

 

 

 

 

 
スティーブは父親の葬式の当日に
 
父親が嫌っていた派手なパーティを開催し
 
乱痴気騒ぎをしただけでなく
 
スティーブにふられてヤケになった女の子が
 
手首を切って自殺すると言うと
 
死ぬまで観ていてやるから今ここで実行しろと
 
言い放つような男であり
 
彼の振る舞いを見ていたビショップは
 
血の通った感情に乏しく
 
父親と決別したスティーブに対して
 
親近感のようなものを抱き
 
自分の後継者として
 
彼を育ててみようかと考え始めたのです!
 
↑あいつなら、冷酷な殺し屋になれるのでは…
 
 
 
 
 
さて、果たしてビショップは
 
自分が父親を殺した男を殺し屋として
 
育てる事ができるのでしょうか?
 
 
 
 
 
それは是非、皆さん自身の目で
 
ご覧になって頂ければと思います。
 
↑ずっと一人で仕事をしてきたビショップは
後継者を養成できるのでしょうか?
 
 
 
 
 

カチンコ 殺し屋の終活 カチンコ

 
 
完璧主義者のビショップは
 
人生設計においても完璧を期している男。
 
 
 
 
 
そんな彼にとっては
 
自分が培ってきた殺しの技術を
 
誰かに伝承しようと考え
 
人間的な感情が乏しく
 
殺人に躊躇しなさそうなスティーブに
 
伝承者としての適性を感じたのも
 
父を殺した償いやセンチメンタリズムではなく
 
機械的な分析の結果。
 
 
 
 
 
 
そして、殺し屋に魅力を感じたスティーブも
 
ビショップの指導に従って
 
殺し屋としてのスキルを磨いていきます!
 
↑ちがう。ライフルの撃ち方は、そうじゃない。
 
 
 
 
 
おおっ。
 
なんだか麗しの師弟関係ですね
 
(*´∇`*)
 
 
 
 
 
…あれ?
 
 
 
 
 
でも、もし機械のように冷徹ビショップが
 
志半ばで死んでしまった場合
 
人生設計はどうなるの?
 
 
 
 
 
はい。
 
ここが本作の最大の見所!!
 
 
 
 
 
ビショップは、スティーブの育成という
 
人生設計を進めると同時に
 
もし、彼を育成する途中で死ぬことがあるなら
 
それはどういう状況なのかも分析し
 
プランBとして綿密な準備をしていたのです!
 
 
 
 
 
それが垣間見えるシーンは
 
ビショップが、スティーブと空手を見学していた時
 
ルール違反をした相手に対し
 
上段者が徹底的に攻撃を加えているを見て
 
ルールを破れば制裁される
 
というのを何気なくスティーブに語っている所。
 
↑上段者に卑怯なだまし討ちを仕掛けた挑戦者は
メチャクチャにやられてしまいます。
 
 
 
 
 
そう。
 
 
 
 
メカニックなビショップが導き出した
 
スティーブを後継者として育て上げるというのが
 
プランAだとするならば
 
もしスティーブが、ルール違反をした場合の
 
プランBも用意していたのです!
 
 
 
 
 
自分の後継者の育成というのは
 
殺し屋にとっての終活。
 
 
 
 
 
ビショップは、その結果が成功したとしても
 
失敗に終わったとしても
 
望んだとおりになるよう綿密な計画を策定し
 
完璧な終活を実行したのです…
 
↑人生最後の仕事も、完璧に仕上げてみせよう。
メカニックの名に懸けて…
 

 

 

 

 


という訳で次回は

欲望の牢獄

 

というテーマで

冬の嵐



という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。





ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

合格おまけ
合格

 

①発掘良品における処刑人ブロンソンに

興味がある方へ…

 

音譜狼よさらばの回はコチラ音譜

 

 

 

②発掘良品における男気溢れるブロンソンに

興味がある方へ…

 

音譜さらば友よの回はコチラ音譜

 

 

 

③女子高生にメロメロになっちゃうブロンソンに

興味がある方へ…

 

音譜おませなツインキーの回はコチラ音譜